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グループCSR推進委員長からのメッセージ
Message from Chairman of Group CSR Promotion Committee

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CSR経営を軸として社会課題に向き合い社会変化の先読みに挑む

「リスク危機管理統括室」を中心にリスク、透明性の高い組織づくりに対応

『CSRレポート2020』をお届けするにあたり、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々や、困難な状況におられる皆さまに心よりお見舞いを申し上げるとともに、医療関係者をはじめ、ご尽力いただいている関係者の方々に深く感謝申し上げます。私たちも感染防止にむけた最大限の努力をしながら、グループ一丸となって皆さまの生活を支えるための責務を果たしております。
東洋製罐グループでは、過去に東日本大震災、タイの洪水、西日本豪雨などで拠点が罹災いたしました。世界規模で多発する自然災害や情報セキュリティなど、さまざまなリスクにグループで対応するため、2019年10月に「リスク危機管理統括室(以下、統括室)」を設置いたしました。新型コロナウイルス感染症の対応においても統括室が中心となり、情報の収集やBCP(事業継続計画)の実行を進めてまいりました。統括室は「初動対応を誤ると大きなリスクを招くことになる」との認識から、「悪い情報ほど早く共有する」ことを徹底しており、グループ全体として迅速な対処につなげることができたと考えております。

東洋製罐グループマテリアリティ(重要課題)への取り組み

東洋製罐グループでは、2016年の『グループ経営思想』の制定を踏まえてCSR経営を推し進める中で、特に優先的に取り組む「8つのマテリアリティ(重要課題)」を設定してグループを挙げて取り組んでまいりました。

すべてのベースとなるコンプライアンス

私は「コンプライアンスの徹底」がすべてのベースにあると考えております。
事業会社である東洋製罐は、2019年に公正取引委員会から独占禁止法違反で課徴金の納付を命じられました。このようなことを二度と起こさないために、「独占禁止法遵守体制の確立」、さらに「贈収賄等腐敗防止の取り組み」と「グループ行動憲章/企業行動基準の理解」にグループ全体で取り組んでおります。創業者である高碕達之助は、「缶詰は中身が全く見えない製品であるから、これをつくる缶詰技術者は、まず、人に信頼される人間でなければならない」と述べております。私たちはこれを肝に銘じて行動していかなければなりません。

「環境課題」に取り組む

「環境への貢献」に関しては、「気候変動」に続いて、「海洋プラスチックごみ問題」への対応も急務となっております。PETボトルなどのプラスチック容器は飲料や食品分野で多用され、「安全・安心な食品」をお届けする一助になっております。一方で、大量生産・消費モデルはもはや限界に近づいており、生産・消費と環境との両立を図るのは不可逆的な流れです。私たちも、持続可能な社会の実現のために、3Rの取り組みや代替素材の開発・導入を進め、外部との連携も含めてこの課題解決に貢献してまいります。

変化を先読みする感性を磨き、
社会のニーズに寄り添った容器・サービスを提供

東洋製罐グループには創業以来100年を越える有形無形の知見があります。それを社会課題解決のイノベーションにつなげるためには、私たち自身が社会の変化のさらに先を読む感性を磨かなければなりません。その取り組みの一つとして2019年4月には、東洋製罐グループホールディングスのシンガポール支店に「フューチャー・デザイン・ラボ」を起ち上げました。新興国が台頭するアジアの中心地であり、多国籍な情報が交差するシンガポールを舞台に、業界の常識に囚われない変化の兆しを探索し、既存の知見との融合を目指しております。
また東洋製罐グループの次の100年をつくるために、長期的な視野で、技術革新や新製品の開発に挑む「OPEN UP!PROJECT」も始動させました。早期に結果を求めれば既存の事業への取り組みを優先してしまい、長期的な開発が手薄になり、気がつくと次世代へのタネを持たない状態になってしまうことを防がなければなりません。そして、新しい製品やサービスを考える上ではダイバーシティの視点も重要です。例えば容器では、握力が低下した高齢者等の視点からは力を入れなくても開けやすいキャップ、資源の有効利用に敏感な生活者の視点からは素材別に分別回収しやすい容器など、生活シーンの何気ない不便を改善・改良することが求められております。身の回りの気づきをヒントに変え、ビジネスの現場に役立てるには、さまざまな視点を持つメンバーが必要です。その実現のために、多様性のあるメンバーがそれぞれの力を発揮できるような体制と風土づくりを進めてまいります。

事業会社の力を引き出すガバナンス

東洋製罐グループのグループ経営は、それぞれの事業会社の力を引き出すことを目指しております。そのために必要なのは「現場との対話」です。就任以来、各事業会社の国内海外の現場に行って対話することを心掛けてきました。また、最近ではグループ従業員全員にむけて月2回、メッセージの発信を行い、グループの一体感を醸成したいと思っています。また社外役員について新たに他社での役員経験者を迎え、厳しいご意見もいただきながら、事業計画の策定や投資判断を行う体制づくりを進めております。

新しい技術で未来を切り拓ける集団に

20〜30年先を展望すれば、私は「食と健康」「環境」「デジタル(情報)」がキーワードになると考えております。創業より大切にしてきた安全で安心、高品質な製品・サービスに加え、新たな課題である気候変動や情報化社会に応えるには、当社グループへの期待を自覚し、新しい技術で未来を切り拓いていく集団になっていかなければなりません。それが、グループ経営思想に掲げた「常に新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現を希求して、人類の幸福に貢献します」を実現する道だと思っております。

東洋製罐グループホールディングス株式会社 代表取締役社長 グループCSR推進委員長 大塚一男

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