品質保証体制・技術開発

基本的な考え方

東洋製罐グループは、「お客様・社会に安心してご使用頂ける安全な製品・システム・サービスの提供」と、「お客様・社会から信頼して頂ける企業グループに相応しい行動の実践」を品質基本指針として、ステークホルダー全体の価値最大化に寄与できるよう品質向上に取り組んでいます。

事業会社の品質マネジメント組織

東洋製罐グループの事業会社各社では、品質マネジメント組織を設置し、品質管理のレベル向上に取り組んでいます。

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会社名 組織
東洋製罐 中央統合マネジメントシステム委員会
東洋鋼鈑 品質管理委員会
東罐興業 中央品質委員会
日本クロージャー 品質保証部
東洋ガラス 統合マネジメントシステム委員会
メビウスパッケージング 中央統合マネジメントシステム委員会

品質保証、製品安全への取り組み

マネジメントシステムの構築

製品、システム、サービスにおいて品質を安定的に確保し、継続的に向上していくために、東洋製罐グループの事業会社各社では、品質マネジメントシステム(ISO9001)を構築しています。また食品容器の製造販売を行う各社では、食品安全マネジメントシステム(FSSC22000)を構築し、より安全な製品の提供とフードチェーンにおける信頼性向上に取り組んでいます。
中でも、東洋製罐、東洋ガラス、メビウスパッケージングでは、品質、食品安全、環境(ISO14001)の3つのマネジメントシステムを統合運用する「統合マネジメントシステム(TMS)」を構築しています。マネジメントシステムの統合により重複業務を省き、部分最適から全体最適へと視野を広げ、マネジメントシステムと事業活動が融合した「活きたシステム」を使って、お客さまに信頼されるものづくりを推進しています。

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品質教育

東洋製罐グループでは、各事業会社が事業・製品の特性に応じた品質教育を行っています。また品質管理手法を用いた各種改善活動にも取り組むことで、従業員の品質に対する感性の維持向上にも努めています。

グループ共通の品質リスクへの対応

東洋製罐グループでは、製品の重大欠陥、品質不正、意図的な製品汚染、法令・契約違反、激甚災害時の製品保証、品質有事の危機対応等の各種品質リスクへの対応策に関して、グループ会社連携のもとで課題を共有し取り組んでいます。ホールディングスと事業会社各社の品質保証担当役員および品質保証部門長が参集するグループ品質会議の中で、グループの方向性を合わせ活動しています。
特にステークホルダーからの信用を著しく失墜させる品質不正に関しては、東洋製罐グループ企業行動規準に則った意識醸成はもとより、検査・測定業務の人依存度を低減させる取り組みを推進しています。またホールディングス品質部門主導のグループ品質監査を通じて各工場の現状の点検と品質不正の予防を図っています。

技術開発の取り組み

東洋製罐グループでは、お客さまのさらなる満足と信頼を得るため、包装・容器市場の多様化するニーズに応える高付加価値の製品・技術・システム・サービスの研究・開発に努めています。さらに、長年にわたり蓄積した技術と先端技術を活用して、新たな市場の創造と新規事業の創出に取り組んでいます。

技術開発体制

東洋製罐グループでは、基礎的な研究開発を担う綜合研究所を含む東洋製罐グループホールディングスの開発機能系各部門を中心に、各事業会社の開発部門が連携しながら技術開発を行っています。