CONTENT OF THE PRESENTATION 03

環境課題解決の取組み

ZERO-CARBON SOCIETY 脱炭素社会

次世代のガラス溶融窯:
酸素水素燃焼窯

長期的なCO2削減を実現する酸素水素燃焼システム めぐるシステム 「MEGR system」

現在のガラス溶融窯では、ガラスを高温で溶融するために大量の化石燃料が使用されており、二酸化炭素の排出量削減がガラスびん業界の課題となっています。東洋ガラスでは、国が目指す2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、二酸化炭素を排出しない燃料である水素を活用した「酸素水素燃焼窯」の開発を進めています。 「 MEGR system」は商標登録出願中

営農型太陽光発電所を活用した
グリーン電力の導入

耕作放棄地等の再生利用や農業経営の改善による
地域農業の活性化

東洋鋼鈑㈱は、中国電力㈱殿との間でオフサイトPPAに関する契約を締結し、営農型太陽光発電設備(計64MW)の設置を進めています。農地の上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光パネルの下では「榊」を栽培することで、耕作放棄地等の再生利用や農業経営の改善による地域農業の活性化にも繋げてまいります。2030年度までに下松事業所の使用電力量の約20%を追加性を有するグリーン電力に置き換える計画(年間約25,000tのGHG削減)です。

国内最軽量アルミ缶の開発を
実現、量産を開始

温室効果ガス排出量削減へのさらなる貢献

東洋製罐㈱は、飲料缶の底部をリフォームして、強化し、軽量化を可能とする缶底耐圧強度向上技術(CBR※)を使用することにより、204 径 SOT缶において国内最軽量となるアルミ DI 缶の開発を実現しました。これにより、GHG排出量のさらなる削減が期待されます。このたび、東洋製罐の千歳工場・基山工場を皮切りに、全国の工場において 350ml・500ml の最軽量アルミ缶の量産を順次展開しています。
※ Compression Bottom Reform

エコクリスタルカップ

環境にも優しい新素材「セルロースナノクリスタル」を
使ったガスバリア性紙容器

「セルロースナノクリスタル」を使用した、日本で初めてのガスバリア性紙容器。
紙基材に直接コーティングすることで、従来使用されてきた石油由来のバリアフィルムを使わずに、食品・飲料の鮮度や香りを保ちます。

紙製リフトアップリッド
/ Tokan PA-Lid / Tokan withlid /
リップッシュリッド

環境貢献に多様な選択肢を

【環境配慮型紙製蓋】 紙製リフトアップリッド/ Tokan PA-Lid 当社同口径のプラスチックリッドと比較し、プラスチック使用量を約80%CO₂排出量を約50%削減します。
生クリーム等のトッピングに対応可能なドームタイプを新たにラインナップしました。

【環境配慮型樹脂製蓋】 Tokan withlid / リップッシュリッド 当社同口径のプラスチック製リッドと比較し、プラスチック使用量を約85%、CO₂排出量を約25%削減します。ストローを使用せず、直接飲むことが可能です。

ZERO-WASTE SOCIETY 資源循環社会

環境にやさしい次世代の飲料缶蓋「EcoEnd」

現行蓋からEcoEndへの切替で、
CO2排出量約4割削減

飲料缶用の蓋には材料の加工性や強度など一定の品質を確保するために多くの新地金を使用することが通例となっていました。
このたび、株式会社UACJによる材料製造技術と東洋製罐による蓋成形技術を新たに組み合わせることで、新地金の使用量を減らした場合においても現行蓋と同等の品質性能をもたせることが可能となる次世代蓋の開発を実現しました。蓋の厚みに変更がないため、飲料充填後の蓋を取り付ける設備変更も不要となります。

「紙コップ」
リサイクルの取り組み

使用済み紙コップをキレイな状態で回収して
「可燃ごみ」から「資源」へ!!

使用済み紙コップは食品や飲料の汚れを取り除くことで、再生紙製造プラントに持ち込み、再生紙原料を抽出できるようになります。再生紙原料はトイレットペーパーや段ボールなど、様々な製品に生まれ変わっています。また、紙コップ由来の再生紙原料を用いて新しい紙コップを製造する「CUP TO CUP」の取り組みも進めています。
モノからモノへと限りある資源を再利用できるサーキュラーエコノミーの実現を目指し、Re-CUP WASHERを使用した紙コップ洗浄とリサイクルの啓蒙活動に取り組んでいます。

段ボールパレットで環境課題解決

燻蒸、産廃処理が不要なリサイクル性に
優れた
段ボール製パレット

段ボール製パレットはリサイクル性に優れ、脱炭素に繋がるパレットです。また、軽量で取り扱い易く、パレット重量を軽量化することで物流費の圧縮にも繋がります。
当社の段ボール製パレットは、桁部に開発製品でもあるCFG
(Cushion Flexible Gluer)を活用し、構造的に安定した強度を実現しました。

PETボトルキャップの
水平リサイクルの実現に向けて

プラスチック資源循環についての
社会課題解決の取り組み

日本クロージャー㈱、アサヒグループジャパン㈱、双日プラネット㈱は、2023年1 月12日から PETボトル用キャップの水平リサイクルの実現に向けて共同で技術検証の取り組みを開始しました。コンソーシアムでは、キャップ回収のスキーム構築や技術検証、品質基準の確立を行い、事業性を評価します。キャップの水平リサイクルの事業化が実現すれば、飲料業界で初の取り組みとなる見込みです。

マスバランス認証取得に向けた
取り組み

認証原料の使用により化石原料削減に貢献する
プラスチック製品のモノづくりに取り組みます

バイオマスプラスチックをマスバランス方式(物質収支方式)で割り当てられた認証原料を使用することで、化石資源の使用量削減に貢献したモノづくりに取り組んでいます。

【東罐興業小牧工場】
2024年度 認証取得予定
2025年度 生産開始予定

環境にやさしいエアゾール製品

分別しやすい・捨てやすい
エアゾールの開発

・ねじ式エアゾール(開発中)
ネジ式のバルブを使用することにより、エアゾールの廃棄が容易となります。

環境にやさしいエアゾール製品

省資源・ゴミ削減を目的としたエアゾールの開発

・詰め替えエアゾール(開発中)
リサイクル率が高いエアゾール缶を使用し、内容物を親缶から詰め替え容器に移すことが可能です。

SOCIETY COEXISTING WITH NATURE 自然共生社会

環境配慮型顔料

太陽光などの近赤外線を効率的に反射する機能で
温度上昇を抑制

「近赤外線反射黒顔料」は、顔料としての効果をそのままに、太陽光などの近赤外線を効率的に反射する機能を有しているため、最大で10度以上物体の温度上昇を緩和する効果があります。主に屋根や道路の色材に採用されており、塗料やプラスチックなどに適用することで、蓄熱防止、冷房効率改善、熱変形、熱膨張の防止、製品寿命の向上など、高温による物体の劣化防止やエネルギー効率の改善が期待されています。

無機質塗料

臭気やVOCが発生せず環境にやさしい

コンクリート表面や鋼材表面をコーティングするための、有機溶剤を含まない無機質塗料です。
*臭気や大気汚染物質である揮発性有機化合物(Volatile OrganicCompounds(VOC))が発生しない
*優れた耐久性と工期の短縮を実現

養液栽培用肥料

植物工場などでの水耕栽培に最適で、
食料の安定供給に貢献

植物工場やスマート農業は、作物の生育が早く、天候の影響を受けずに栽培できるため、近年増えている栽培方法です。本製品は、植物工場やスマート農業などでの水耕栽培に最適な肥料として、食料の安定供給に貢献しています。

Implementation actions for collecting and
reusing used containers
使用済容器の回収再利用に
向けた実装アクション

プラスチックなど容器包装の
資源循環 “Spiral Recycle”

プラスチックなど容器包装を段階的「らせん状」にリサイクルすることで資源価値を有効活用し、新たな原材料の投入とエネルギーの使用を抑え、資源循環と脱炭素を促進します。

Initiatives with various
associations
各種団体との取り組み

使用済みプラスチックの再資源化事業に
取り組む新会社「株式会社アールプラスジャパン」への資本参加

東洋製罐グループホールディングス㈱は、2020年6月、
プラスチックのバリューチェーンを構成する12社と共同で、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組む共同出資会社、㈱アールプラスジャパンを設立し、事業を推進しています。米国バイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社の技術を活用し、環境負荷の少ない効率的なプラスチック再資源化技術の開発に挑戦します。

海洋プラスチックの課題に取り組む、
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンスに参加

東洋製罐グループホールディングス㈱は、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて、クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)には幹事会社として設立準備段階から参加し、主要メンバーとして活動しています。

東洋製罐グループホールディングスと
出光興産がプラスチック端材の
再資源化に
向けた実証実験を開始

プラスチック端材由来の生成油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を目指します

当実証実験では、東洋製罐グループの各事業会社の工場におけるプラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材を原料とし、出光興産㈱の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン㈱が、油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産します。出光興産はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、プラスチック端材の再資源化の可能性を検証します。

PAGE TOP