2024.03.28

経営・事業

業界大手3社が協業し、循環型社会の実現に向け「アルミ缶水平リサイクル」のサプライチェーンを構築
大消費地の都心オフィスを起点に、”CAN to CAN 水平リサイクル”を実現

住友不動産株式会社(以下「住友不動産」)、株式会社UACJ(以下「UACJ」)、東洋製罐グループホールディングス株式会社(以下「東洋製罐グループ」)は、使用済みのアルミ缶を原料に再生し、再びアルミ缶製造に活用する「水平リサイクル」のサプライチェーンを共同で構築し、2023年に実施したテスト運用を経て、2024年4月より、住友不動産の保有する都内オフィスビルを起点として運用を開始しますのでお知らせします。

今回構築したサプライチェーンでは、住友不動産が保有するオフィスビルから排出されるアルミ缶が、再生工程を経て、UACJの工場に再生原料として届き、アルミ板製品に加工されます。最終的にアルミ板製品は、東洋製罐グループのもとでアルミ缶や飲料用アルミカップ「Lumisus®(ルミサス)」へと活用されていきます。
また、本取り組みをオフィス利用者に周知し、ボトムアップでリサイクル意識を向上することを目指して、住友不動産が運営するオフィスの桜まつりなどを皮切りに、「ルミサス」を屋外飲料用カップとして導入・活用し、アルミ缶同様のスキームで水平リサイクルすることも予定しております。

アルミ新地金は、全量を輸入しており国際情勢の影響を受けやすい傾向にあります。水平リサイクルを実現することで、アルミ新地金からリサイクル地金への代替を推進し、貴重な資源の国内循環や温室効果ガス排出量の削減に貢献いたします。

◆水平リサイクルスキームの概念図



 
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