長期保存できるから、災害に備えて缶詰があるお家も多いよね。缶は、アルミかスチールでできていて、それによってついているマークが変わるんだ。もう一度缶にしたり、新しい製品にリサイクルすることもできるので、リサイクル率も高いんだよ。そんな缶のスゴさについて、お話しするね。
食品や飲料を缶に入れ、ふたをして密封するので、外からバイキンが入れないよ。中の食品や飲料は、加熱殺菌やレトルト(加熱加圧)殺菌などによりバイキンがいなくなるから、腐らず、常温でも長持ちするんだ!
缶は空気も光も通さないので、保存料を使う必要がないんだ。そして、栄養が逃げにくく、風味も残るので、おいしいままの状態を保てるんだよ。
アルミ缶のリサイクル率は、96.6%(2021年度)、そのうち6〜7割がアルミ缶に再利用されているよ。原料のボーキサイトからアルミ缶を作るには、たくさんの電気を使うんだ。アルミ缶をリサイクルすれば、元の3%の電気で缶を作ることができ、アルミ缶1缶で液晶テレビが2~3時間見られる電気が節約できるんだよ。
スチール缶のリサイクル率は、93.1%(2021年度)。原料が鉄だから、スチール缶をはじめ、自動車や家電、ビルの鉄骨など、いろいろなものに、何度でも生まれかわるんだ。日本では1年間に約36万トンのスチール缶がリサイクルされていて、それを使えば東京タワーが90本、東京スカイツリーなら10本作れるんだって!