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#04

紙容器

マナブ先生

紙(かみ)コップって、どんな時(とき)に使(つか)うかな?

ヨウコ

お祭(まつ)りのときにジュースを配(くば)るのに使(つか)ったよ。軽(かる)くて、使(つか)いやすかった。

カンタ

ぼくは、学校(がっこう)で、うがいの水(みず)を入(い)れるのに使(つか)ったよ。

ヨウコ

そうだ、アイスクリームの入(い)れ物(もの)も紙(かみ)だよね。

マナブ先生

そうだね。紙(かみ)の容器(ようき)は、いろんなところで使(つか)われているんだ。

ちょう①:衛生的

どうしてコップがまった?

1900年(ねん)ごろのアメリカでは、駅(えき)に置(お)かれた金属(きんぞく)のコップを使(つか)って、水(みず)を飲(の)んでいたんだ。でも、そのコップにバイキンがいて、病気(びょうき)がはやってしまったんだ。そこで、紙(かみ)コップが使(つか)われるようになったんだよ。使(つか)ったらすてられるので、衛生的(えいせいてき)だよね。これが、紙(かみ)コップが広(ひろ)まった理由(りゆう)なんだ。
日本(にほん)で初(はじ)めて紙(かみ)コップが作(つく)られたのは、1930年(ねん)アイスクリーム用(よう)の紙(かみ)コップだった。紙(かみ)コップがみんなに知(し)られるようになったのは、1964年(ねん)の東京(とうきょう)オリンピックと1970年(ねん)の大阪(おおさか)万博(ばんぱく)がきっかけだったんだよ。

ちょう②:なのに、もれない

どんな仕組み?

紙(かみ)コップ、アイスクリームなどの紙(かみ)コップ、紙皿(かみざら)などで、中身(なかみ)がもれないのは、内側(うちがわ)に、水(みず)を通(とお)さないプラスチックのうすいまくがはりつけてあるからなんだ。このまくは、ほとんどの場合(ばあい)「ポリエチレン」というプラスチックでできているよ。紙(かみ)のシートにポリエチレンをはりつけてから、紙(かみ)コップの形(かたち)に組(く)み立(た)てるんだ。組(く)み立(た)てる時(とき)には、熱(ねつ)でプラスチックのまくをとかして、紙同士(かみどうし)をくっつけている。だから、すきまからもれることもないんだよ。

ちょう③:多機能使もたくさん

いろんなやくができる!

紙(かみ)コップは、昔(むかし)、アイスクリームを入(い)れるコップからはじまったけれど、今(いま)では、熱(あつ)いスープも、冷(ひ)えたアイスも、油(あぶら)っぽい食(た)べ物(もの)も入(い)れられるんだ。電子(でんし)レンジで温(あたた)めたり、冷(れい)とう庫(こ)で冷(ひ)やしたりもできるんだよ。
例(たと)えば、フードコートやレストランなどで料理(りょうり)を出(だ)すときに使(つか)われる紙皿(かみざら)は、ハンバーグやグラタンなどをのせて、そのままオーブンに入(い)れて加熱(かねつ)しても、燃(も)えたり、形(かたち)がくずれたりせず、中身(なかみ)をしっかり守(まも)ってくれるんだ。紙皿(かみざら)は、焼(や)いたり、煮(に)たり、むしたりする料理(りょうり)にも使(つか)えて、とても便利(べんり)なんだ。

まとめ

紙(かみ)の容器(ようき)には、みんながびっくりするような、たくさんの働(はたら)きがかくされているんだよ。

マナブ先生

容器(ようき)のことがどんどん学(まな)べるね。もっと読(よ)んでみよう。

わたしたちののまわりに
ある容器