みんなが使っている缶やガラスびんの原理を発明したのは、フランスの二コラ・アペールという人だよ。
フランス皇帝ナポレオンは、遠征する兵士が食べ物で困らないように、長く保存する方法を賞金をかけて募集していた。アペールは、1804年にガラスびんに詰めて保存する方法を考えて、賞金をもらったんだって!
アペールが考えたのは、肉などを油で煮て、ガラスびんに詰めて、空気が入らないように栓をする方法。1810年にはイギリスで、ガラスびんより割れにくい金属容器を使う方法が発明され、缶詰の誕生につながったんだ。熱で殺菌し、空気を入れないというこの方法は、いまでも食べ物を長く保存する基本となっているよ。食べ物を好きなときに食べられる便利な生活は、ナポレオンのおかげかもしれない。