調味料や清涼飲料水など、容器がガラスびんのものは案外お家にあるものだよね。それはガラスびんが環境に優しいことにも、大きく関係しているんだよ。そんなガラスびんのスゴさについて、お話しするね。
一般的なガラスは、けい砂、ソーダ灰、石灰から作れるよ。この材料は、すべて石や砂の中からとりだせる、つまり100%天然素材でできているんだ。ガラスびんの場合はそこに、カレットも加えて1500度の高い温度の釜の中でどろどろにとかし、それを引きのばして作るんだ。カレットとは使い終わったガラスびんを砕いて、そこから異物を取り除いたもののこと。すべて自然の中にある素材で、何度もくり返し使えるところが、環境に優しいといわれている理由なんだよ。
殺菌したガラスびんに中身を入れてしっかりフタをすると、空気もばい菌も入れなくなるので、保存性が高いんだ。だから中身の味や香りが変わらないまま、長期保存ができる。また、ガラスはすき通っているものが多いので、残っている量を自分の目で見て確かめることも可能だ。さらにガラスびんは、温度変化にも強いんだよ。
缶やペットボトルなど容器の種類はいろいろあるけれど、3R(リデュース、リユース、リサイクル)すべてに対応しているのはガラスびんだけなんだ。その内容をまとめてみたよ。
ガラスびんをくり返し使うためには、ごみに出すときに気をつけてほしいことがあるんだ。ごみに出す前に、紹介する方法を行ってみてね。
暮らしている地域のルールを確認して、空きびんはキレイにして出してね。中身を取りのぞけないマニキュアなどのびんは回収してくれないことがあるので注意が必要だよ。