関係者との信頼関係を構築し、
最適なサプライチェーンの
実現を目指す

仕事内容について

細やかな業務改善を積み重ね、
最適なサプライチェーンを構築

サプライチェーン（※1）の全体最適化や利益創出を目指し、工場や仕入先、営業、物流会社と連携しながら日々の業務改善に取り組んでいます。具体的には、環境配慮型のような、市場から求められる原料や樹脂製品などの生産に対応できる仕入先の開拓・選定を行っています。時には需給バランスが崩れて供給が不足することもあるため、生産拠点の変更・増強も提案したりしています。また、人手不足が課題となっている物流を最適化するために、現行の輸送方法におけるムダを洗い出し、最小限のトラックかつ効率的なルートで輸送できるよう調整。日々細やかな改善を積み重ねることによって、月々数十万円から数百万円のコスト削減と利益創出に貢献しています。
さらに、法改正への対応も重要なミッションです。下請法や食品衛生法など事業に関わる法律が改正された際は、その内容を正しく把握し、どのように対処すべきか方針を策定。関係各所へ指示を出し、法令順守を徹底しています。日頃からさまざまなことにアンテナを張り、外部環境の変化にも柔軟に対応できるよう心がけています。

（※1）サプライチェーン：製品の原材料調達から生産、在庫管理、物流、販売までの一連の流れのこと

印象に残ったエピソード

緊急事態でも工場の雇用を守るため、
生産体制を全面的に見直した

コロナ禍の需給対応には苦戦しました。ヒトやモノの動きが止まり、通常の生産体制では過剰供給になってしまう。しかし、工場で働く人たちの仕事をなくしてはいけない。緊急事態での体制はどうあるべきか、生産計画を見直すことにしました。まずは営業から販売状況をヒアリングし、この状況でも売れる製品を精査。スポーツなどのイベントが軒並み中止となり、会場で使われるカップ類の需要が一切なくなった一方、医療関係の検査用カップは需要が高まっていることが判明したため、検査用カップの生産量を上げることで稼働をできる限り維持して乗り越えました。
工場の稼働に関する調整は、現場の理解がなければ実行できません。日頃から現場の依頼には真摯に応え、信頼関係を築いてきたからこそ、一丸となって緊急事態に向き合えたのだと思います。関係者の方々の協力があってこそ、サプライチェーンの最適化は果たされるのだと実感した経験でした。

これからの目標について

DX化を推進し、
クリエイティブな業務に
注力できる環境を

現在の業務はアナログな作業が多く、大きな改善の余地が残されていると感じています。業務効率化を実現して生産性の高い業務に注力できる環境をつくるためにも、今後はDX（※2）技術の導入にチャレンジしたいです。テクノロジーの力でルーティン業務を自動化し、サプライチェーン最適化に関する業務改善の施策展開など、創造的な仕事により多くの時間を使えるようになれば、さらなる利益向上に貢献できるでしょう。また、テレワーク制度や育休制度など、利用できる制度は積極的に活用し、ワークライフバランスの実現も目指したいと思います。
私はこれまで、周囲の方々の支えのおかげで自由にのびのびと仕事をさせてもらってきました。後輩ができた際は、相手が持つポテンシャルを最大限に引き出せるような指導を心がけ、自発的な行動をサポートできるような先輩になりたいです。仲間の良いところを吸収し、切磋琢磨しながら成長を続けられればと思います。

（※2）デジタルトランスフォーメーション：デジタル技術を駆使してビジネスモデルを変革し、自社の競争力を高めていくこと