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INTERVIEW

製造現場の指揮官となり、
フィルム生産を進化させていく

PROFILE

東洋鋼鈑株式会社 
技術系:生産技術

K.Mさん

▶2014年入社/数学・物理系専攻

学生時代は物理学を専攻。就職活動中、鋼板から機能材料、さらにはバイオ領域まで、ユニークで多彩な事業を展開する東洋製罐グループに出会い、この企業なら自分のスキルを活かせる場があるのではと魅力を感じて入社を志望。

仕事内容について

光学用機能フィルムの
巨大な製造ラインを担い、
生産性と品質の向上に挑む

いま私は、東洋鋼鈑の一大生産拠点である下松事業所(山口県)にて、40名ほどの製造メンバーを指揮して光学用機能フィルムの生産を担っています。手がけているのは、テレビやスマートフォンなどに使われる液晶パネルの性能向上に欠かせない、薄膜の樹脂フィルム。この製品については私が責任を負っており、巨大な製造ラインを管理して計画通り生産していくとともに、新たなシステムを企画導入して生産性や品質を高めていくことに日々奮闘しています。
また、フィルムの薄膜化は難度が高く、生産不調や品質不良が発生した時は、その原因を究明して復旧させることも私の役割。主力工場であるため、生産がダウンすると莫大な損失が生じます。問題解決のために短時間で決断を迫られることもあり、そのプレッシャーはとてつもなく大きい。だからこそ、自分の仕事が会社の収益に直結していることを常に実感することができ、そんなポジションを任されていることを意気に感じています。

印象に残ったエピソード

自らリードしてDXを導入し、
メンバーとともに
生産を効率化する仕組みを構築

昨今、事業変革の手段として注目されているDX(※)を当社も推進しており、製造現場でもDX化を図っています。私はもともとITが好きだったこともあり、この取り組みを担ってデジタルによる生産業務の効率化を企画実行。それまでは製造ラインの操業状況などのデータを書類上にアナログで記録していたのですが、扱う情報をデータベース化してペーパーレスで容易に作業できる仕組みをメンバーたちと協力しながら構築しました。こうして自分が考えたことを形にし、それが成果につながった時は大きな達成感があります。
DXについてはもっと究めていきたいと考えていて、機械学習で有名なプログラミング言語であるPythonを勉強し、製造したフィルムの欠点をAIによる画像認識で自動的に抽出するシステムを試験的に開発。当社はこうした個人のチャレンジが許される風土であり、そこから生産革新につながる何か新しい仕組みを生み出せればと思っています。

(※)デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を駆使してビジネスモデルを変革し、自社の競争力を高めていくこと

これからの目標について

プレイヤーとして
高度な専門性を発揮しつつ、
経営視点も身につけていきたい

私は東洋鋼鈑に2014年に入社して以降、しばらく光学用機能フィルムや磁気ディスク用アルミ基板の開発に携わり、そしていまは製造の現場をリードするなど、さまざまな経験を積んできました。個人に多様な機会を与えてくれることが当社の魅力であり、この環境でもっと自分を高めていきたいです。
今後のキャリアとしては2つの方向性を考えていて、1つはプレイヤーとして専門分野を磨いていくこと。先ほど触れたDXも自分の武器にし、モノづくりの仕組みそのものを変えていくような仕事に取り組んでいきたいです。そしてもう1つは、マネージャーとして組織を効率よく動かし、利益を生み出せる力をつけていくこと。会社が掲げるビジョンから組織の目標を設定できるような経営的な思考も身につけたくて、会社にもそうしたキャリアを希望しています。ゆくゆくは経営そのものに関わり、東洋鋼鈑ひいてはグループ全体をさらに発展させていくことに貢献できればと思っています。

OTHER VOICE

上司のH.Oさん

職場や部下のためになることなら、手間や労力を厭わず、最後までやり遂げる力があり、私もとても頼りにしています。当社が大切にする価値観の「情熱と勇気を持って、新しいことに挑戦します」をまさに実践している人材ですね。

部下のM.Hさん

K.Mさんとは以前から業務で関わる機会があり、この人がリーダーなら現場のことを親身に考えてくれるだろうと思っていました。私の上司になった時はうれしかったですし、いつも現場の思いを汲んでくれてとても感謝しています。

この会社のモノづくりを
革新していくような仕組みを、
この手でつくり上げていきたい。

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