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INTERVIEW

身のまわりにあふれている
「キャップ」
その品質を
高めるために、知恵を絞る

PROFILE

日本クロージャー株式会社 
技術系:品質保証

S.Iさん

▶2015年入社/生物系専攻

就職活動では「働きがい」と「働きやすさ」を軸に企業を検討。なかでも東洋製罐グループは、自分がつくった製品を日々の生活の中で目にすることができ、また、面接時の社員との対話で風通しの良さを感じ、入社を志望。

仕事内容について

金属キャップの品質管理に奮闘、
いま注力しているのは
生産活動の標準化

私は現在、日本クロージャーの小牧工場で品質管理を担っています。小牧工場では、主に飲料や薬品などのボトル容器の金属キャップを生産しています。その品質を向上させる施策を実行したり、あるいはお客さまから品質についてご指摘があった際、調査対応していくことが私の役割です。
なかでもいま私が力を入れて取り組んでいるのが、生産活動の標準化。製造に携わるスタッフたちと議論し、現場でどのように製品がつくられているのかを明らかにしたうえで問題が発生しそうなポイントを見極め、品質不良を防ぐルールを定めることに日々奮闘しています。さらに、この品質管理の仕事は予期せぬ緊急事態が次々と訪れます。異常が発生すればすぐ、私が所属する品質管理課に報告が入り、関係部署と協議して対応策を直ちに実行していく。毎回、荒波に飲まれるような大変さを味わいながらも、製造スタッフたちとともに会社を動かし、それを乗り越えていくことにとてもやりがいを覚えています。

印象に残ったエピソード

廃棄していた材料を再利用する
プロジェクトに関わり、
課題解決に貢献

昨今、経済情勢の変化を受けて原材料価格が高騰し、どのメーカーも対応に苦慮しています。当社においても、より効率的に品質の高い製品をつくることが重要となっており、工場一丸となってこの課題に対応することに。そして先日取り組んだのが、材料の再利用でした。
当社の金属キャップは、密封性を保ちながらスムーズに開栓できるようにボトルとの接触面に樹脂を使用していますが、安定的に生産するためには、ある一定量の樹脂を製造前に捨てる必要がありました。そこで、この廃棄樹脂を粉砕して原料に混ぜ込み、もう一度溶解して再利用することに取り組んだのです。リサイクルした原料でつくられたキャップが、密封性や開栓性などに問題がないかどうか、工場内の大勢の方々と協業しながら何度もテストして評価。そうして品質を確認したうえで、実際に生産工程に導入されました。結果として、工場の収益向上につながり、大きな達成感を味わうことができました。

これからの目標について

プラスチックキャップの
品質管理も経験し、
ゆくゆくは研究開発にも挑みたい

私は長らく金属キャップの品質管理に携わってきましたが、次に異動する部署ではプラスチックキャップの品質管理を担当します。飲料のPETボトルなどに使われるプラスチックキャップは生産数量が莫大で、万が一品質に問題があると、世の中に与える影響も非常に大きい。また、飲料用のキャップは、お客さまである大手飲料メーカー各社から機能面やデザイン面で多様なニーズが寄せられるため、品質を保ちながらきちんとお応えしなければならない。プレッシャーもありますが、新しい仕事に挑戦して成長できるのがいまから楽しみです。
当社でモノづくりに関わる魅力は、製品が身のまわりの至るところにあふれ、世の中の人びとに当たり前に使っていただけること。それはどんなポジションに就こうとも変わりません。まずはこの品質管理を深く追究して、モノづくりの本質を完璧に理解したい。そして将来、機会があれば研究開発にもチャレンジしたいと考えています。

OTHER VOICE

上司のT.Oさん

私はS.Iさんの上司ですが、歳があまり離れていないこともあって、いつも良き相談相手になってもらっています。相手の意図や意向を汲み取ることに長け、一人では難しい案件も周囲とうまく連携して業務を遂行しています。

後輩のS.Iさん

私は品質調査業務などで協業する機会が多いのですが、S.Iさんはどんな仕事にも全力で取り組まれています。「ハードルが高ければ高いほど燃える!」とおっしゃっていて(笑)、そのポジティブさに刺激を受けています。

暮らしに不可欠な「キャップ」を
いかに進化させていくか。
その答えはまだまだ無数にある。

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