INTERVIEW
継続的に新しい技術を取り入れ、
ガラスの成形工程の進化を目指す
PROFILE
東洋ガラス株式会社
技術系:生産技術
Y.Oさん
▶2011年入社/機械系専攻
モノづくりに興味があったことと、ガラスという、地球にやさしい素材に魅力を感じたことから東洋製罐グループを志望。選考過程を通じて、若いうちからチャレンジさせてくれる会社だと知ったことが決め手となり、入社した。
仕事内容について
ガラスの成形工程を担い、
製品の不良率の低減を日々実現していく
ガラスを製造する生産課の中の、溶かしたガラスを成形してびんにする成形グループに所属しています。7ラインで多品種生産を行っている当工場では、毎日異なる製品を生産。そんな中、毎日のように問題点の解決策を考え実行に移し、常に製品不良率の低減を目指しています。なぜ、そのような不断の努力が必要なのか。それは、ガラスという素材が製造過程において温度の影響を受けやすいため、その形状の再現性が低いからです。
どんな条件を設定しても、トレードオフ(※)が発生する中、いかにベストなバランスで生産するかに知恵を絞り、その結果、狙った通りの製品不良率の低減が達成できた時はやりがいがあります。工場の中では毎日起きることが違うので、飽きが来ず面白い。ガラスの成形工程の進化に向けて、新しい知恵を生み出す余地はまだまだたくさんあると感じています。
(※)トレードオフ:ある一方の改善を追求すると、もう一方が成り立たなくなるという、相容れない状態のこと。
印象に残ったエピソード
一から成形マシンやロボットを
導入する重責を担ったことが、
成長のきっかけに
入社7年目、私にとって大きなチャレンジに取り組んだ期間でした。海外メーカーの新しい成形マシンの導入。海外に出張してマシンを確認し、当社向きに細かく仕様変更してもらうなど難しい交渉を行い、さらに導入後も当社で、1つずつ周りの方々と協力しながら改善を重ね、安定稼働に導きました。一からの立ち上げだったのでトラブルが多く大変でしたが、得るものも大きく、自身の成長も実感できました。
次に、人員による工数を機械化する海外製ロボットの導入です。この時も100%稼働に至るまでには、数多くの苦労があり、トラブルを解消するのに2年かかりました。非常に苦労しましたが、その甲斐あって生産性向上を達成することができた時の喜びは忘れられません。
これからの目標について
さらなる省力化に向けて、
新しいチャレンジに挑んでいきたい
ガラスびんの成形は人手がないとできません。しかし、その中でもロボットの活用、データの活用を取り入れて、さらなる省力化を目指していきたいと考えています。例えば、工場に新たなロボットを導入したり、製造工程の一部を自動化したり……。省力化に向けてやるべきことは、目の前にたくさんあります。
当社の魅力は、そうした新しいチャレンジに対して積極的に後押ししてくれること。何か気になる技術が海外にあれば、すぐ視察に行かせてもらえます。最近も韓国やタイにロボットを見にいき、多くの知見を得てきました。また、役員会議や技術系の会議でも、私たちがやりたいことを前向きに取り上げてもらえます。技術者としての楽しみは日々尽きない。それが働くうえでのモチベーションになっています。
OTHER VOICE 周囲から見たY.Oさんとは?
責任ある仕事を与えられ、また持ち前のやる気と人柄が相まって大きく成長。後輩の面倒見も良く、当工場にはなくてはならない存在です。お酒を飲んだ時はいい意味でさらにパワーアップし、周りを明るく楽しくさせてくれます。
私が悩んでいる時や仕事でつまずいた時など、すぐに声をかけアドバイスをくれる先輩です。また、問題解決に取り組む際は部署の垣根を超えて協力していきますが、先輩が中心となって舵を取る姿は印象的。私の目標とする人です。