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INTERVIEW

多種多様な機械を使いこなし、
高品質で理想的な製造ラインを構築

PROFILE

メビウスパッケージング株式会社 
技術系:設備・システム設計

K.Mさん

▶2013年入社/電気・電子・制御系専攻

大学では電気工学を専攻し、メーカーへの就職を希望。高いこだわりを持ち、エンジニアとして活躍する先輩社員の姿に惹かれたことがきっかけで、東洋製罐グループへ入社。豊富な知識と高い積極性を武器に、制御設計の仕事に携わる。

仕事内容について

複雑なパズルを解くように、
製造ラインを構築していく仕事

当社では、食品や洗剤、医薬品などのプラスチック容器を製造しています。その中で私が担う制御設計は、一言で表すならば「機械を自分のイメージに沿って動かす仕事」。製造ラインでは多種多様な機械が稼働していますが、それら一つひとつをどう動かせば、自分たちが目指す製品をつくれるか。それをひたすら考え、検証し、実行に移しています。つくる製品はもちろん、構成する材料が1つでも違えば、異なる制御が必要になるため、なかなか一筋縄ではいきません。特に近年では、環境配慮の観点から材料そのものを見直す動きも多く、制御設計の力量が問われるシーンも増えています。
また、これらと並行して、製造ラインで使用する各種検査機の開発にも携わっています。優れた検査機があれば、マンパワーの削減やミスの防止に役立つなど、さまざまなメリットがあります。どちらも生産現場で幅広く貢献できるので、頼られることも多く、それがモチベーションにもつながっていますね。

印象に残ったエピソード

難しい課題であればあるほど、
ワクワクしている自分がいる

自身のアイデアによって成果が生まれた時は、やはり嬉しいです。ある製造ラインでは、工程の早い段階で製品ラベルが貼られる仕組みだったのですが、一度ラベルが貼られてしまうと、その後で何かしら不良があった時、廃棄するしかなくなってしまいます。そこで、前工程に自動検査機を設け、さらに不良品と良品を仕分けるコースを新設。その結果、ラインの流れがスムーズになり、製品の廃棄数自体も大きく減らすことができました。他にも、製品票(※1)を貼る工程はそれまで人の手で行っていたのですが、どうしても貼り間違えなどのミスをゼロにはできません。そこで製品票のバーコードを読み取る検査機を新設し、ミスをしてもすぐに発見できるようしたこともあります。
私のもとに寄せられる依頼は、無理難題だと思われるようなものも少なくありません。しかし個人的には、こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろうと、頭を悩ませること自体が楽しい。難しい依頼にこそ、燃えている自分がいます。

(※1)製品票:製品に関する製造情報を示した伝票のこと

これからの目標について

DXやIoT技術を活用し、
匠の技術を具現化したい

意外に思われるかもしれませんが、製造ラインでは現場スタッフの持つ「匠の勘」に頼っている部分も少なくありません。決められた数値を機械に入力するだけでは、プラスチック容器1つですら、つくることはできないのが現状です。だからこそ私は、DX(※2)やIoT技術を駆使しながら、製造現場にある匠の技術の見える化を進めていきたいと考えています。製造業全体で労働力不足が叫ばれている昨今、いつまでも人の手に頼り続けてはいられません。匠の技術をしっかりと分析して解明し、それらを未来へと継承していける環境を整えていくことで、誰もが、いつでも、質の高い製品をつくれるようにしていきたいです。
そのためには、電気や制御、機械分野の知識や技術だけでなく、IT分野の知識や技術も身につけていく必要があります。広く深く勉強するのは大変ですが、元々興味のある分野でもあったので、苦労は感じていませんね。

(※2)デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を駆使してビジネスモデルを変革し、自社の競争力を高めていくこと

OTHER VOICE

上司のT.Iさん

豊富な知識量と人柄の良さを両立し、自然と人を集めてしまう魅力を持った稀有な人材だと感じています。主体性も高く、若手のリーダー格として、当社生産設備へのIoT・AIシステム実装に奔走してくれています。

同期のK.Mさん

気さくで話しやすく、とても頼れる同期です。電気や制御に関する知識はさすがの一言で、とにかく仕事が早い印象ですね。製品開発で試験を行う際など、一緒に仕事をする時はいつも助けてもらっています。

壁は高ければ高いほど燃える。
あらゆるデータを収集、駆使しながら
製造業の未来をつくりたい。

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