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INTERVIEW

技術力と感性を総動員して、
機能性と意匠性を両立した
PETボトルを

PROFILE

東洋製罐株式会社 
技術系:製品設計

R.Nさん

▶2011年入社/機械系専攻

大学では材料加工について学ぶ。就職活動では人びとの生活に寄り添い、良い影響を与える製品製造に携わりたいと志願。日常生活に欠かせない包装容器を開発する東洋製罐グループは、設計スキルを活かして社会貢献できると思い入社する。

仕事内容について

コンセプトに即した
PETボトルの形状を設計開発

飲料用PETボトルの設計開発を担当しています。お客さまである飲料メーカーから新商品やボトルのコンセプトをヒアリングし、輸送や自動販売機での排出にも耐えられるよう、性能や強度とデザインを両立したPETボトル開発を目指しています。近年はPETボトルに模様を描く、びんのような意匠性を求められるケースも多いです。理想の形状に仕上げるためにも、日ごろからデザインのトレンドを吸収し、柔らかい素材に凹凸をつけるための技術など関連技術の知識を深めています。
また、形状の落としどころを見つけるための密なコミュニケーションも欠かせません。あらかじめ複数のデザイン案を用意して性能試験を行うなど、スムーズに意思決定が行えるようプラスアルファの提案を心がけています。そして、要望やフィードバックをもらうことで改善点を洗い出し、設計に反映させることで、より良い性能とデザインを兼ね備えたPETボトルを開発しています。

印象に残ったエピソード

予想外のトラブルを経験し、
先を見据えた設計を意識するように

初めて携わったPETボトルの開発では、予想外のトラブルに見舞われました。PETボトルを高いところから落としてしまった際、ボトルの一部が割れたという報告があったのです。そこで、PETボトルの成形チームと連携し、原因追究するための実験をすぐさま実施。すると、半身でつなぎ合わせているPETボトルのつなぎ目が少しずれており、そのずれた部分に亀裂が入りやすいことが判明したのです。原因となる課題を解消するために金型を加工し、亀裂が生じないように対策しました。
私の担当しているPETボトルの製品設計は、あくまでボトルの形状を設計するのがメインの仕事です。しかし、ボトルは金型から成形されるものであり、設計段階から成形のことも配慮しなければならないことを実感しました。工程の先を見据えた設計を意識しなければならない。予想外のトラブルという貴重な経験から学び、その後の成長につながりました。

これからの目標について

変化の激しい時代を生き抜くため、
技術を磨き視座を高める

技術とマネジメント、リーダーシップを融合した人材となること。これが私のキャリアビジョンです。世の中の変化は年々加速しています。そのような状況で必要なのは、業界や会社の行く末を見定め、全体を俯瞰しながら行動できる高い視座だと思います。技術面での成長はもちろんのこと、広い視野で後輩を導き、成長を後押しできるマネジメントスキルや、リーダーとしてのスキルを身につけたいです。そのためにも、外部のセミナーに参加して勉強したり、お客さまや取引先から情報収集したりと、幅広く知見を増やしたいと考えています。
また、オリジナリティあふれるPETボトルの開発にチャレンジするのも夢です。例えば、ザラザラとした凹凸をボトルで表現する場合、細やかなニュアンスを感じとる豊かな感性が求められます。新しい材料や技術を率先して取り入れながら、ワクワクするPETボトルを開発し、人びとの心や生活に潤いを提供できれば本望です。

OTHER VOICE

先輩のY.Kさん

仕事はもちろん、家事や子育て、自分自身を磨くための筋トレなど、何事にもストイックに上を目指して挑戦し続けるパワフルウーマンです! 素直で一生懸命な彼女は周囲からの信頼が厚く、皆を笑顔にする部署のムードメーカーでもあります。

後輩のM.Mさん

フットワークが軽く、組織内随一のコミュニケーション力がある先輩です。部署内だけでなく他部署からも多くの方々が相談に訪れるほど、いつも皆から頼られています。入社時の教育指導では、明るく丁寧に何でも教えてくださりました。

PETボトルは、まだまだ進化する。
より軽く、より魅力的なデザインのボトルで、
環境と人びとの豊かな暮らしを支えていく。

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