
INTERVIEW
思考と試作を繰り返しながら、
どんな些細な欠陥も
見逃さない検査装置を
PROFILE
東洋ガラス株式会社
技術系:設備・システム設計
K.Sさん
▶2025年入社/電気・電子・制御系専攻
就職活動では「やりがい」を重視し、日常生活で多くの人が触れる製品に携わりたいとの思いから、東洋製罐グループを志望。面接での社員との対話や社内見学を通じ、特にガラスびんに関わる仕事に魅力を感じたことから入社を決意する。
仕事内容について
さまざまな分野の技術を組み合わせ、
ガラスびんの検査装置を開発
東洋ガラスの生産技術部において、ガラスびんの検査装置開発を担当しています。製造そのものが難しいガラス容器において、その欠陥を高精度で検出し、不良品流出を防いでくれる検査装置の存在は、製品の安全性と品質を確保するために欠かせません。
そうした検査装置の設計・改良をはじめ、欠陥検出原理の考案や検出アルゴリズムの構築、生産工程での導入評価試験まで、トータルに担当するのが私の使命。どのように光を当てれば傷を浮かび上がらせることができるのか、カメラをどのように配置すればその傷を発見することができるのか。センサーや画像処理、機械設計など複数分野の技術を組み合わせながら、思考を繰り返し、試作を重ね、より良い検査装置の完成を目指していきます。ひらめいたアイデアが必ずしも正解とは限らず、試作したものがうまく機能しないことも多いのですが、だからこそ成功した時の喜びは大きく、努力が報われたような気持ちになります。

印象に残ったエピソード
見えなかった欠陥を発見する、
新たな検査アルゴリズムを構築
配属されてから最初に取り組んだ課題でもあるのですが、従来とは異なる検査アルゴリズムを構築し、既存の検査装置では検出できなかった欠陥を発見できた瞬間が、とても印象に残っています。従来の方法では、ガラスびんに光を当て、その部分を明るく、または暗くすることで欠陥を探していました。しかし新しい方法では、これまでとは異なる照明と反射を用いることで、欠陥部分だけ色が変化する仕組みになっています。いまはまだ試作段階ではあるのですが、既存の検査装置では検出できなかった欠陥を安定して検出することができ、技術的に前進したことを強く実感して、非常にうれしく感じました。
これからも引き続き、仮説立て→試験→評価→改善というサイクルを回しながら、改善案を検証していくのですが、着実に前へと進んでいる手応えがあります。経験も浅い中ではありますが、こうした新たな取り組みに挑戦できているのは非常に楽しく、自身の知識やスキルの成長にもつながっていると思います。


これからの目標について
製造業が抱える課題に向き合い、
解決へと導ける人材を目指す
製造業では人手不足が大きな課題となっており、それは私たち東洋製罐グループも同様です。そうした課題に対応していくために、DX(※)の推進やAIの活用などを通じて、製造現場の省人化と効率化を実現したいと考えています。入社後の研修で、実際の製造工程を体験させていただいたこともあるのですが、まだまだ人の手に頼らざるを得ない工程が多いと感じた一方、必ずしも人の手である必要はないと感じた工程も少なくありません。そこにAIなどの最新技術を取り入れることで、製造現場で働く人たちに余白を生み、新たなチャレンジのきっかけをつくり出していきたいと思っています。
くわえて、現在の担当である検査装置の開発においては、センシング・画像処理・データ解析・制御といった技術を組み合わせることによって、より質の高い検査装置をつくっていきたいです。そして、そこで得たデータをフィードバックすることで、検査の前段階である成形工程にも寄与したいと考えています。
(※)デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を駆使してビジネスモデルを変革し、自社の競争力を高めていくこと
OTHER VOICE 周囲から見たK.Sさんとは?
K.Sさんは、積極的かつ好奇心旺盛で、開発課題について素早く理解し、進めてくれています。また、疑問点も自分なりに仮説を立てて質問してくれるので、さらなる進捗につながりやすく、課内でもすでに頼もしい存在となっています。
真面目で勉強熱心、ハニカミ笑顔が素敵な好青年です。ガッツもあり、根気のいる作業でも丁寧に完遂する姿勢が素晴らしいと思います。今後はもっと自信を持って発信することで、さらに大きく飛躍すると確信しています。
