
INTERVIEW
食品容器の衛生評価を通じて、
食の安全とおいしさに貢献する
PROFILE
東洋製罐株式会社
技術系:製品・衛生評価
Y.Aさん
▶2019年入社/化学・物質系専攻
大学では食品化学を専攻し、食品の成分分析に取り組む。就職活動においては、これまでの経験を活かしつつ、あえて自分の知らない世界に飛び込みたいとの思いから、食品ではなくそれを包む容器に着目。東洋製罐グループに入社を決める。
仕事内容について
客観性の高いデータを示し、
食品容器の衛生性を評価
私が所属する製品アセスメントグループは、容器の内容物適性の評価を主な業務としており、なかでも私は食品容器の衛生性に関する分析を担当しています。具体的には、容器に水や内容物などを充填し、分析装置を用いて品質に変化が起きていないかを分析。その際、単なる数値上での差を見るだけではなく、味の感じ方が変わってしまっていないかなど、五感を用いた官能評価も行います。分析の結果に基づいて適切な容器を提案したり、内容物の製造工程について意見交換したりなど、お客さまとも密接に関わり合いながら仕事を進めていきます。
また最近では、従来の分析技術を応用して、香りの可視化にも挑戦。官能評価によって得られた結果を、機器分析の結果と組み合わせて、客観性の高いデータとして示すことによって、お客さまへの新しい価値につなげる取り組みを行っています。

印象に残ったエピソード
分析アプローチを自ら工夫し、
香りの可視化へ挑戦
香りの可視化への取り組みにおいて、機器分析からキーとなる香り成分を特定できた時は、達成感を感じます。とある内容物において、容器Aと容器Bのそれぞれで官能評価を実施したところ、フレーバーに差を感じました。しかし、それはあくまでも私個人の評価・感想でしかありません。評価を実施する人が変われば、違う結果になることも考えられます。
そこで、どういった成分が違いを感じさせているのかを発見するために、機器分析に取り組みました。香りに関する論文などから情報収集をしつつ、分析アプローチを工夫。その結果、原因成分を特定することができました。香りや味といった感覚的な要素をしっかりと分析できるようになることは、製品開発において重要です。自身の取り組みが、より良い製品を実現していくための一助になり、とてもうれしく感じました。


これからの目標について
自らの限界、
業界の常識を打ち破り、
新たな価値を創造したい
現在の職務においては、分析技術をさらに高め、より安心・安全な製品を社会に届けたいと考えています。そのためには、これからも分析経験を積み重ね、情報収集を継続していかなければなりません。
また、そうした個人としての技術を磨くことと並行して、新しいパートナーとの共創を通じ、東洋製罐の新たな可能性を見いだしたいとも考えています。少し抽象度が高い話になってしまいますが、容器製造においては、普通はこうするべきだという設計思想があるものです。しかし、そうした当たり前に捉われて新たな可能性を探っていかないのも、違うのではないでしょうか。実験室レベルの話であっても、真剣に考えていくことが大切なように思います。真剣に、でも楽しみながら挑戦するクリエイターとして、社内外をつなぎ、新しい発想を実装する役割を目指したいです。
OTHER VOICE 周囲から見たY.Aさんとは?
一言で表すなら、積極的に挑戦するチームの原動力です。新技術の導入や業務改善に自ら取り組み、試行錯誤を恐れず着実に成果を上げています。メンバーのフォローや調整も得意で、チームワークを高めてくれる存在です。
後輩ながら、現チーム歴は私より長く、先輩である私を立てつつ「何でも聞いてください」と細やかにフォローしてくれています。自分の考えをしっかり持っており、質問や発言に積極的な姿勢は見習うところが多いです。
