
INTERVIEW
製品生産の効率化と
省エネ化を
実現する設計に挑む
PROFILE
東洋製罐株式会社
技術系:設備・システム設計
H.Fさん
▶2013年入社/機械系専攻
工業系の高校を卒業し、大学ではアルミニウムの溶接・接合について研究する。就職活動では、皆が手に取れる製品を生み出すメーカーの機械設計を志望。業界トップのシェア率かつ高い技術力に惹かれて東洋製罐に入社する。
仕事内容について
製品を安定的に
量産するための設備を設計
アルミ飲料缶の生産設備の新規開発や改善・改造が私のミッションです。新規開発では、開発部門が試作した飲料缶を量産するために、品質管理部門をはじめとするさまざまな部署と連携して機械を設計。既存設備の改善・改造では、省エネ化やメンテナンスの作業効率向上などを目標に、部品の入れ替えや改良を行っています。また、車載用リチウムイオン電池のケースの生産設備の開発にも携わっており、幅広い業務をこなすことで視野が広がりました。
生産設備は製品開発のスケジュールに合わせて設計し、量産体制を構築しなければなりません。年単位で進むプロジェクトも多く、シビアなスケジュール管理能力が求められます。何もない状態から相手の要求を満たす仕様を検討し、設計することは非常に難しいものです。しかし、ミスがないようチームメンバーと協力しながら試行錯誤した結果、うまく稼働した様子を見た時には大きな達成感を味わえます。

印象に残ったエピソード
生産設備の省エネ化を実現し、
環境負荷低減に貢献
入社7年目の時、全長約10mの生産設備を一人で改造設計した経験は忘れられません。飲料缶のすぼんだ部分を成形するための圧縮エアーを噴射する設備を担当したのですが、従来はエアーが無駄に出続けてしまうという課題がありました。これを改良し、ピンポイントに風を放出させることで省エネ化を図ることに。エアーを放出する部品の径を小さくすることで空気の漏れを防ぐ想定で設計し、部品を取り付けたのですが、その後不具合が発覚してしまったのです。早急に設備組立の協力会社など関係各所と連携し、図面や3Dモデルを見ながら原因を特定。不具合のあった箇所の設計を修正し、正しい部品を取り付けて無事リリースすることができました。
この経験を通じて、不具合の発生を防ぐための意識がさらに高まり、限られたスケジュールの中で臨機応変に対応する力が磨かれたと思います。また、圧縮エアーの使用量を削減できたことで省エネ化を実現し、環境負荷低減に貢献できたことに喜びを噛み締めました。


これからの目標について
先端技術の知識を広げ、
自らプロジェクトを推進したい
生産設備や工場現場に関わる技術は、年々進化しています。例えば、ドローンを用いて工場の屋根や壁を補修したり、生産設備にAIを活用して作業効率を向上させたりといった動きも見られます。より良い製品を安定して生産するためにも、先端技術の知識を深めて活用できるようになりたいです。
そのためにも、私自身の説明力をさらに磨かなければなりません。自分の設計思想や目的をメンバーに正しく伝え、協力を得ることがプロジェクト推進には欠かせないからです。私はもともと、伝えたい内容をまとめるのが得意なタイプではないのですが、積極的に製造現場のメンバーとコミュニケーションをとり、的確に設計思想や意図を伝える力を磨いています。そして近い将来、プロジェクトリーダーとしてメンバーを引っ張っていく存在になれるよう、幅広い案件にチャレンジして設計の引き出しを増やしていきたいです。
OTHER VOICE 周囲から見たH.Fさんとは?
チームの中でも技術力と責任感がとりわけ高く、安心して1つの設計業務を任せられる存在です。ワークライフバランスを大切にしつつ効率的に業務を遂行する姿は、若手にとっても良いお手本になっていると思います。
豊富な経験と技術力を、日々の仕事ぶりで後輩に示してくれています。業務熱心で、部署メンバーからも厚く信頼されています。技術的な指導や相談にも気軽に応じてくれる、後輩思いで安心感のある先輩です!
