本音で語る、人事座談会
東洋製罐グループの人材に対する考え方とは
東洋製罐グループでは、各事業会社の連携をより強化し、
大きなシナジーを生み出すべく、グループ採用を行っています。
人材開発室長と5名のメンバーに、グループ採用に込めた思いや人材育成の考え方、
グループの未来などについて語り合ってもらいました。
PROFILE

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室
飯田
▶2013年入社
容器は人びとの生活を根底から支える「手に取るインフラ」という言葉に強く惹かれて志望。飲料、食品、生活用品と幅広く携われる事業領域の広さにも魅力を感じ、入社。入社後、複数の工場の人事労務担当を経て、グループ採用を担当する。

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室
田中
▶2023年キャリア入社
人材業界で働く中で、事業会社の採用に携わりたいと思うようになり転職を決意。なかでもチャレンジできる環境があることに魅力を感じ、東洋製罐グループへの入社を決めた。入社後、現部署に配属され、グループ採用を担当する。

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室
辻川
▶2022年入社
あらゆる素材を扱うパッケージメーカーの未来に期待感を抱き、志望した。また、選考において自分が最も自然体でいることができたことから、社風にも魅力を感じて入社を決意。入社後、工場研修を経て、現部署に配属され、グループ採用を担当する。

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室
西村
▶2008年入社
生活に根ざし、社会を根底から変えていくような可能性を秘める事業内容に惹かれて志望。また、チャレンジに寛容な社風にも魅力を感じ入社した。入社後、工場や本社の人事労務などを経て、現部署に配属され、主に教育・研修を担当する。

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室
橋本
▶2019年キャリア入社
前職で人材開発に携わった経験を活かしたいと思い、転職を決意。転職活動の中で「この人たちと一緒に働いてみたい」と最も思えた東洋製罐グループに入社した。入社後、現部署に配属され、主に教育・研修を担当する。

東洋製罐グループホールディングス株式会社
人材開発室長
野間
▶1993年入社
隠れた優良企業であることに興味を持ち、選考過程で社員の温かさに魅力を感じたことから、東洋製罐グループに入社した。入社後、埼玉工場に配属。その後、本社へ異動し、人事部、経営企画部を経て、現職に至る。

グループ採用について
グループ採用に込めた思い
グループ採用をはじめたきっかけを教えてください。
野間
- 2013年の東洋製罐グループホールディングス設立後、よりグループ連携を強化し、シナジーを高めていこうとの考えからスタートしたのが、グループ採用です。採用活動では各事業会社の社員の皆さんに、面接官やリクルーターとして関わってもらっていて、そこでもグループ連携のきっかけが生まれています。
辻川
- グループ採用で入社した者として、いま感じるのは、同期が各事業会社のさまざまな部署に所属していることの心強さです。そうした同期との関係性を通じて、社内のあらゆる年齢・階層の方々を巻き込んで、グループ全体としての魅力を醸成していく取り組みをしていければと思っています。
野間
- 辻川さんの世代が会社を引っ張っていく時代になったら、いまよりもさらにグループ連携が強固になっていると思います。我々人材開発室は、そうした未来のためにグループ採用に取り組んでいるのです。

グループの強み・魅力を教えてください。
田中
- 東洋製罐グループの共通の魅力は、さまざまな素材からできた包装容器を扱っていることで、これは日本でも唯一無二。グループの事業会社間で連携し、異なる技術を持ち寄ることで、顧客により適した素材や容器を提案していける強みがあります。
飯田
- グループのどの事業会社も同じですが、自身が携わった製品や技術に対して、我が子のように愛情を持っている方が多いのも魅力。「教えてください」とお願いすれば、資料やサンプルを持ってきて、笑顔で楽しそうに語ってくれます(笑)。
西村
- 確かに。自分の携わった製品が市場に出ることの喜びがわかっているから、「明日も頑張る」というマインドを持つ社員が多いですね。
飯田
- まさに「手に取るインフラ」。ちなみにこれは、私が就職活動時に採用担当だった西村さんから聞いたワードです。
辻川
- 東洋製罐グループには、幅広い事業を展開する、数多くの事業会社があるため、就活生の皆さんにとっては調べないと見えない部分がたくさんあります。言い換えると、知れば知るほど面白いグループだと思えるはずなので、ぜひたくさん調べてほしいですし、説明会に参加したら、積極的に質問をしてほしいと思っています。

採用担当者の思い、求める人材について教えてください。
飯田
- グループ採用は本当にフラットにグループ全体を見ることができて、視野がぐんと広がり、シンプルに面白いなと思います。そんな中で私たちが何をやりたいかというと、個社ごとの社風というより、東洋製罐グループの社風を醸成できる人材を採用することです。グループの事業会社間の垣根を軽々と超えて活躍できる方に入社していただき、東洋製罐グループを一緒に活性化していきたいですね。
田中
- いままでは各事業会社で採用を行っていたため、求める人材像や社風が少しずつ異なっているのが、グループ採用の1つの難しさ。今後は、そういった違いを乗り越えて、グループ間を柔軟に渡り歩いていける人材を採用していきたいと考えています。
辻川
- 正直に言えば、仕事は楽しいことばかりではありません。でも、それを楽しくできるかどうかは自分次第。そのように考えて、何事も楽しめる人だと、東洋製罐グループでの仕事に意欲的に取り組めるのではないでしょうか。
飯田
- 私も同感で、チャレンジを楽しめる方と一緒に働きたいと考えています。だからこそ就活時点から、「入社したらこんなことをやってみたい」ということが描けていたらいいかなと思います。

教育・研修について
入社後、目指してもらいたい成長とは
教育・研修における基本的な考え方を教えてください。
西村
- 入社後、任された業務をしっかりやることが最初のステップ。そこから徐々にステップアップし、3年間で成長していくプログラムを用意しています。そんな中、年に2~3回、取り組んできたことを振り返り、今後のキャリアビジョンを考えてもらう集合研修を実施しているため、自分がしっかりステップを踏んで成長していることも実感できます。
橋本
- 会社として、自律的にキャリアを考えてほしいという思いがあります。振り返りの時間を通して、自身の持っている知識・スキルの棚卸しや仕事への意味づけを行うことで、次に歩むステップがより明確になります。自身のありたい姿に向かってできることを徐々に増やしていくことで、やりがいや楽しさを見出しながら仕事をしてもらいたいですね。
西村
- その通りですね。東洋製罐グループの事業はいずれも、長年の信頼をベースに、顧客の課題としっかり向き合って、中長期的なお付き合いをしていくというビジネスモデル。信頼関係の構築もキャリアも、1つずつ積み上げていってほしいですね。

グループ全体で、特に推進していきたい教育・研修を教えてください。
橋本
- 私が推進したい教育・研修制度は、グループ合同で実施している自己啓発通信教育講座です。ビジネススキルや資格取得、語学に関する講座など、約450講座の中から自分が学びたい内容を選択でき、修了者は全額ペイバックになるというもので、学びたい人の挑戦の一歩をサポートする仕組みになっています。自己啓発分野はeラーニングも含めてこれからも拡充予定なので、多くの社員に活用してほしいと思っています。
西村
- 私がいま、構想しているのは越境学習です。同じ組織で同質性の高いメンバーといると、どうしても同化してしまうし、井の中の蛙になりがち。そこをグループとして、社員を別の組織に越境させることで、新たな気づきを得られるような仕組みをつくりたいと思っています。さらに言えば、グループ事業会社間の越境だけでなく、東洋製罐グループの枠を超えていくような越境があってもいいなとも思っています。
野間
- いいですね。自ら、そうした越境学習を「やりたい」と手を挙げて、チャンレンジしていく人が増えていくと、さらにグループ全体が活性化していくと思います。
辻川
- 研修ではないですが、実は入社いただく前段階でも取り組みを実施しています。それは、内定者が次の就活生をターゲットに、内定者視点で東洋製罐グループの魅力・強みをまとめた『底力』パンフレットを制作するというコンテンツです。この『底力』パンフレットは同期で初めてつくった制作物という大きな意味合いがありますし、同期それぞれが各事業会社に配属された後も、お互いの共通言語になっています。

グループビジョンと、学生へのメッセージ
グループの未来への期待
グループ採用がもたらす、グループの事業全体への効果とは?
飯田
- 東洋製罐グループではいま、事業会社間の連携により、個社だけではなし得ない新しい成果がどんどん生まれています。それも研究、開発、生産、販売、管理系に至るすべての領域にわたっています。こうしたグループ全体での事業活動がさらに活発化していくと、社員の皆さんのグループへの帰属意識が高まり、それがまた新しい成果を生む好循環につながっていくと思います。
田中
- そうですね。東洋製罐グループが包装容器業界のリーディングカンパニーであり続けるための原動力は、グループ事業会社間で連携して力を合わせていくことですね。
橋本
- 実際、各事業会社のさまざまなバックグラウンドを持つ技術者同士が集まり、グループシナジーを発揮した新たな技術の創出や事業化に向けてチャレンジする研修がありますが、これまで各社で培ってきた技術を掛け合わせながら、熱く議論をしている場面を見ると、どんどん新しい価値が生み出されていく未来を想像することができ、期待が高まります。
西村
- その先に期待しているのは、例えば「東洋製罐グループがつくっている容器だから、エコだし安心だよね」と多くの人びとに思ってもらえるような未来。いま、消費者は食べ物や飲み物を手に取る時、「この味が美味しい」「この味が好き」ということで選んでいることが多いと思いますが、私たち東洋製罐グループが総力を挙げて、パッケージで選ぶ時代をつくっていければと思っています。
橋本
- 東洋製罐グループは日常に根付いたものをつくっているからこそ、人びとの生活の当たり前を変える可能性があると考えています。そんな未来を想像するとワクワクしますね。

最後に、 東洋製罐グループを志望する学生に伝えたいこととは?
田中
- 東洋製罐グループの未来をつくるのは、やはりチャレンジ精神旺盛で、また、常識を常識と思わず、多角的な視点から物事を捉えることによって、いまを変えていける人。そんな方に入社してきてもらいたいなと思います。
橋本
- 同感です。社内外問わず、さまざまな人と関わり合いながら素直に学び続ける気持ちを持って、どんな環境においても常に自分をアップデートしていってほしいですね。
辻川
- 私からは、皆さんの就職活動を支援する採用担当としての姿勢をお伝えしたいです。短い期間で将来を決めることに、不安を感じることもあるかもしれません。しかし、私たちが公明正大に皆さんをサポートしますので、遠慮なく頼っていただけると嬉しいです。
飯田
- その通り。一生懸命取り組んでもらえる方には、我々はしっかり伴走していきますし、また「自分はこうしたい」という意志を示してくれれば、さらに寄り添うことができます。
西村
- 選考の中で、本気の質問を1つ、考えてきてほしいですね。学生の皆さんに伝えたいのはこれだけ。その質問を考えると、東洋製罐グループのことを調べなければならないし、きっとあなたにとって実りある選考過程になるはずです。
野間
- 社会のために何か価値を届けたいという思いを持った皆さんが、東洋製罐グループというフィールドでその思いを実現したいと考えたのであれば、ぜひ私たちの仲間になってください。一緒に力を合わせて働きましょう。
