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エンジニアリング・充填・物流事業

製缶・製蓋機械や飲料充填設備などの製造販売、飲料充填品・エアゾール製品・一般充填品(液充填製品)の受託製造販売、貨物自動車運送業や倉庫業など、包装容器のバリューチェーンの拡大と、環境負荷低減を目指し事業を展開しています。

エンジニアリング・充填・物流事業のグループ会社

エンジニアリング
充填
物流

エンジニアリング

製缶・製蓋機械や飲料充填設備などの製造販売を行っております。

  • 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社

    製缶機械、充填機械、包装機械、食品加工機械の製造販売および技術サービス等

  • 東罐商事株式会社

    容器素材、石油・化成品、食品用機械設備・パーツ類などの販売

  • 東洋ガラス機械株式会社

    ガラス・プラスチック容器用金型、機械の製造販売

  • Stolle Machinery Company, LLC

    製缶・製蓋機械に関わる開発・製造・販売・各種サービス

  • Stolle Machinery do Brasil Industria e Comercio Equipamentos Ltda.

    製缶・製蓋機械の製造・販売・各種サービス

  • Stolle Asia Pacific Co., Ltd

    製缶・製蓋機械部品の販売・各種サービス

  • 上海斯多里機械有限公司

    製缶・製蓋機械部品の販売

  • 斯多里機械(広東)有限公司

    製缶機械部品の製造販売

  • 広州南沙斯多里機械有限公司

    製缶・製蓋機械部品の販売

  • Stolle Europe Ltd.

    製缶・製蓋機械の販売・各種サービス

  • Stolle Machinery UK Ltd

    製缶機械の製造・販売・各種サービス

  • Stolle EMS Polska Sp. z o.o.

    製缶機械の製造・販売・各種サービス

  • Kanagata (Thailand) Co., Ltd.

    プラスチック製品用金型の製造販売、射出成型機用部品の製造販売

充填

お茶類などの飲料充填品、殺虫剤・制汗消臭剤などのエアゾール製品、シャンプー・ハンドソープなどの一般充填品(液充填製品)の受託製造販売を行っております。

物流

グループ会社向け貨物自動車運送業や倉庫業などの事業を行っております。

業績

売上高は1,793億44百万円(前期比22.5%増)となり、営業利益は32億93百万円(前期は96億67百万円の営業損失)となりました。

SWOT分析

競争優位性・強み

エンジニアリング事業

  • 製品設計からライン立ち上げ、稼働後の保守・更新までを一気通貫で支えるシステムインテグレーション能力と顧客支援体制
  • 缶や蓋の成形、印刷、搬送などを支える幅広い設備群と高い技術力
  • 欧米をはじめとする世界市場における安定した顧客基盤、製缶・製蓋設備市場における50%超の高いマーケットシェア

充填事業

飲料充填

  • 高い品質への信頼
  • 国内における「容器+充填+物流」のグループトータルサービスの提供
  • 海外における多様な内容物と中小ロットへの柔軟な対応

エアゾール製品・一般充填品

  • 長年にわたり培ってきた高い技術力・開発力・品質管理力
  • 医薬品エアゾールにおける生産力(設備・技術)
  • マレーシア国内最大級の一般充填品の充填能力、ハラル対応が可能な調達ネットワーク

物流事業

  • 全国約80カ所の拠点ネットワークを活かした高効率な輸配送、長年にわたり培ってきた物流品質

課題

エンジニアリング事業

  • 周期的な需要動向の変動に影響されない収益体制の構築、採算性と回収リスクを踏まえた収益性レビューの強化
  • 生産能力とプロジェクト実行体制の最適化による安定的な事業運営
  • 在庫・売掛金・受注残の管理強化による運転資本効率の改善
  • IoTやデータ活用による設備のライフサイクル全体を支えるサービス基盤の強化

充填事業

飲料充填

  • 国内外におけるグループシナジーの創出につながる成長機会の探索と、海外における旺盛な需要に対する生産能力不足への対応
  • 国内外における事業拡大に向けた機会の探索、人材の確保と育成

エアゾール製品・一般充填品

  • 生産現場におけるオペレーションの効率化・最適化、材料ロスの削減
  • 老朽化設備の更新等による設備の高度化
  • 人材の確保・育成、業務の標準化・DXの推進

物流事業

  • ドライバーの定着・育成と物流業務全体の無人化・省人化

成長・収益獲得に対するリスク

  • グローバル展開にともなうカントリーリスクや地政学的リスクの影響 、自然災害リスクによるサプライチェーンへの影響
  • エンジニアリング事業における設備需要の周期的な停滞、デジタル化・自動化技術の進展による技術革新の加速による既存製品・サービスの競争力低下
  • 飲料充填における、外部環境変化にともなう原材料調達リスク、得意先による内製化への移行
  • 労働人口減少や熟練技能者の減少による採用難にともなう生産・保守体制への影響
  • 物流事業における、グループ内取引への依存度が高い事業構造

成長・収益獲得の機会

  • エンジニアリング事業における飲料市場の成長や新興国を中心とした製缶設備需要、環境負荷低減・リサイクル性向上に向けた缶容器・軽量化技術需要、成熟市場における設備更新・自動化およびアフターマーケット需要の拡大
  • 海外の飲料充填・一般充填品における世界人口の増加と経済成長にともなうグローバルな販売機会の拡大
  • エアゾール製品・一般充填品における、新たな分野への製品展開による市場規模の拡大
  • マレーシア市場における一般充填品のハラル認証に対する認知度向上を背景とした事業機会の拡大
  • グループ各社とお客さまをつなぐ一体型の物流サービスの提供

2025年度の進捗・振り返り

1. 「中期経営計画2025」の実績

①既存事業の持続的成長

エンジニアリング事業

  • 生産性向上と価格適正化、契約条件の見直しによる収益性の向上
  • 欧州・アジアを中心とした拠点効率化や不採算事業の見直しによる事業基盤の最適化

充填事業 飲料充填

  • タイのToyo Seikan(Thailand)Co., Ltd.(以下「TST社」)において、PETボトル飲料の充填ラインのさらなる増設を決定し、供給体制を拡充

充填事業 エアゾール製品・一般充填品

  • 材料費やエネルギー費などの調達価格上昇分を売価に転嫁
  • 生産性改善による社外工削減を推進し、収益性を改善
  • マレーシアのPREMIER CENTRE GROUP SDN. BHD.(以下「PCG 社」)の子会社化の実施

物流事業

  • 自社物流拠点を活用した輸送の効率化の推進

②新たな成長領域の探索・事業化・収益化

エンジニアリング事業

  • 新興国向けシステムインテグレーションとスペアパーツ供給・保守サービスを拡大し、景気変動に影響を受けにくい事業構造への転換を推進
  • お客さまの設備の稼働率向上に資する新たなIoTシステム「Insight」を上市し、設備稼働状況のリアルタイム把握・分析に基づく設備状態に応じた保守・部品供給などのアフターサービスを拡大
  • TPK社において環境に配慮した缶蓋巻締装置(シーマー)を導入し、設備外販にもつながるモデルラインとして活用

充填事業 飲料充填

  • 充填事業の国内外における拡大機会の探索
  • TPK 社において、グループ初となる缶入りアルコール飲料(RTD)ラインの稼働を開始

充填事業 エアゾール製品・一般充填品

  • エアゾール製品における医薬品分野の新製品受注にともなう設備投資および生産・品質管理体制構築の推進

物流事業

  • パレット輸送化の進展にともなう包装資材洗浄事業の推進

③成長を支える経営基盤の強化

エンジニアリング事業

  • 組織・ガバナンス体制の刷新による管理体制の強化、部門横断の意思決定の高度化による資本効率と収益性の向上

充填事業 飲料充填

  • 働き方改革の推進、IoTやロボット活用による省人化、成長分野への人材配置

充填事業 エアゾール製品・一般充填品

  • 生産ラインの標準化・省人化による生産性改善

物流事業

  • ドライバーファーストの物流設備への見直しなどを含めた、働き方改革の推進による働きやすい環境の整備

2. 「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の進捗

エンジニアリング事業

  • 不採算事業・拠点の見直しや価格・契約条件の適正化、アフターサービスの拡大による収益性改善
  • キャッシュマネジメントの強化による資本効率の向上

充填事業 飲料充填

  • 海外における需要拡大への対応に向けた設備投資の実施
  • 原材料・エネルギー価格や人件費・物流費等の高騰に対する売価転嫁の推進
  • 国内における外注業務を自社に集約し、コスト削減と業務効率化を推進

充填事業 エアゾール製品・一般充填品

  • 製造コストの削減および不採算製品の生産ラインの廃止
  • 原材料調達コストおよび人件費高騰に対する売価転嫁
  • PCG 社における、新規顧客・受注の獲得による設備稼働率の向上、充填・型替時の材料ロス削減、生産計画および生産ロットの最適化、原材料の現地調達拡大による製造原価の低減

物流事業

  • 拠点・倉庫の増設による輸送効率の向上・平準化の推進

中期経営計画2030における戦略の概要

エンジニアリング事業

  • 中東・アフリカにおける需要の取り込み
  • 価格・契約条件の見直し、欧州・アジアを中心とした拠点効率化や不採算事業の見直しを通じ、市場環境に応じた事業規模の調整を推進

充填事業

飲料充填

  • コストダウン施策による収益性の維持・向上
  • グローバルな需要増加に対する、TST社における生産能力増強を通じた収益拡大

エアゾール製品・一般充填品

  • 不採算製品の見直しや生産性の改善を通じた収益性の向上
  • PCG社の子会社化にともなう事業シナジーの追求

物流事業

  • 自社物流拠点への投資を通じたお客さまの事業活動を止めない物流
  • 全国の事業拠点を活用した物流効率化、ITを活用し労働負荷を軽減した物流の実現

2026年度の戦略・主要施策

①成長事業領域における事業伸長

エンジニアリング事業

  • 新興国向けシステムインテグレーションおよびアフターマーケット事業の拡大
  • 契約条件・回収可能性・利益率を踏まえた事業評価プロセスの改善とライフサイクル収益の拡大による収益基盤の強化

充填事業

飲料充填

  • TST社におけるPETボトル製品充填ラインの新設および自動倉庫の稼働による生産能力・保管能力の増強

エアゾール製品・一般充填品

  • エアゾール製品における来期の収益化に向けた医薬品分野の新規受注製品の生産体制構築
  • PCG社における、製品ラインナップの拡充、既存製品のハラル認証対応の拡大、営業活動の強化を通じた東南アジアを中心とした新規顧客の獲得を推進

物流事業

  • パレット輸送化や自社便の増車による輸送力の維持、物流事業を担うグループ会社間での共同配送や各拠点の相互利用による効率化の推進、新たな物流拠点の検討

②成熟事業領域における効率化・持続的投資

エンジニアリング事業

  • 不採算拠点・重複機能の見直しや価格・契約条件の適正化による収益性の改善
  • 省人化と生産効率の向上に向けたロボット活用による工程の自動化、運転資金管理の強化によるキャッシュ創出力向上

充填事業

飲料充填

  • 国内における外注業務を自社に集約し、コスト削減と業務効率化を推進

エアゾール製品・一般充填品

  • 国内の老朽化設備の維持・更新を計画的に実施し、生産性の維持・向上を図る
  • PCG 社における、包材トレンドに応じた充填設備の更新による効率化、材料ロスの削減、生産ロットおよび生産計画の最適化によるライン稼働率の向上

物流事業

  • パレット輸送化や自社便の増車による輸送力の維持、物流事業を担うグループ会社間での共同配送や各拠点の相互利用による効率化の推進、新たな物流拠点の検討

③経営基盤の強化

エンジニアリング事業

  • 組織・ガバナンス体制の見直しによる管理体制の強化、部門横断の意思決定や財務・事業分析機能の強化を通じた資本効率の向上
  • 「Insight」の展開を支える、開発プロセス審査体制の改善・標準化、デジタル分析人材の育成による効率的なアウトプット創出に向けた開発体制の整備

充填事業

飲料充填

  • 働き方改革の推進、IoTやロボット活用による省人化、成長分野への人材配置、製品の環境負荷低減と脱炭素社会への貢献

エアゾール製品・一般充填品

  • IoTなどを活用したシステム改修による生産管理・原価計算の高度化
  • PCG 社における自然災害による操業停止・サプライチェーン寸断リスクへの対応に向けたインフラの改善

物流事業

  • 拠点ネットワークの活用促進と協力会社との連携強化による輸送力の維持