エンジニアリング・充填・物流事業

製缶・製蓋機械や飲料充填設備などの製造販売、飲料充填品・エアゾール製品・一般充填品(液充填製品)の受託製造販売、貨物自動車運送業や倉庫業などの事業を展開しております。

エンジニアリング・充填・物流事業のグループ会社

エンジニアリング
充填
物流

エンジニアリング

製缶・製蓋機械や飲料充填設備などの製造販売を行っております。

  • 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社

    製缶機械、充填機械、包装機械、食品加工機械の製造販売および技術サービス等

  • 東罐商事株式会社

    容器素材、石油・化成品、食品用機械設備・パーツ類などの販売

  • 東洋ガラス機械株式会社

    ガラス・プラスチック容器用金型、機械の製造販売

  • Stolle Machinery Company, LLC

    製缶・製蓋機械に関わる開発・製造・販売・各種サービス

  • Stolle Machinery do Brasil Industria e Comercio Equipamentos Ltda.

    製缶・製蓋機械の製造・販売・各種サービス

  • Stolle Asia Pacific Co., Ltd

    製缶・製蓋機械部品の販売・各種サービス

  • 上海斯多里機械有限公司

    製缶・製蓋機械部品の販売

  • 斯多里機械(広東)有限公司

    製缶機械部品の製造販売

  • Stolle Europe Ltd.

    製缶・製蓋機械の販売・各種サービス

  • Stolle European Manufacturing Solutions Limited

    製缶機械の製造・販売・各種サービス

  • Stolle EMS Precision Limited

    製缶機械部品の製造販売

  • Stolle EMS Polska Sp. z o.o.

    製缶機械の製造・販売・各種サービス

  • Kanagata (Thailand) Co., Ltd.

    プラスチック製品用金型の製造販売、射出成型機用部品の製造販売

充填

お茶類などの飲料充填品、殺虫剤・制汗消臭剤などのエアゾール製品、シャンプー・ハンドソープなどの一般充填品(液充填製品)の受託製造販売を行っております。

※非連結子会社

物流

グループ会社向け貨物自動車運送業や倉庫業などの事業を行っております。

業績

2023年3月期の売上高は1,983億73百万円(前期比18.7%増)となり、営業利益は87億68百万円(前期比11.7%減)となりました。

成長戦略

エンジニアリング事業

  • コンパクト製缶システム、新アセプティック充填システムの拡大
  • 社会の要請に応える省エネ・省資源・省人化された生産設備の供給

充填事業

〈飲料充填〉

  • 充填事業を基軸とした設備・容器販売と、新技術の開発

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • 原材料・エネルギー価格高騰分の売価転嫁
  • 省エネ、省人化、生産効率化等によるコスト削減
  • 既存分野における拡販、新分野の開拓

物流事業

  • 東洋メビウス(株)熊谷物流センターの稼働による「環境配慮」、「お得意先へのサービス向上」、物流基盤の構築にともなう「ホワイト物流の推進」に対応

競争優位性

エンジニアリング事業

  • 材料、成形、機械、分析、品質に関する知見を持つ当社グループの総合力を活かした技術開発体制
  • 供給力、欧米をはじめとする世界市場における安定した顧客基盤、高いマーケットシェア

充填事業

〈飲料充填〉

  • 国内・海外における高い品質信頼性
  • 国内における「容器+充填+物流」のグループトータルサービスの提供
  • 海外における幅広い内容物と中小ロットへの対応、ローコストオペレーション

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • エアゾール業界のリーディングカンパニーとして培ってきた高い技術力、品質管理力、開発力
  • 安定的かつ迅速な製品供給を可能とするサプライチェーン

物流事業

  • 容器荷役における高い安全品質基準および物流全体を一括して請け負うトータル物流サービス

課題

  • エンジニアリング事業における、需要動向や原材料価格等の外部環境に影響されない収益体制の構築と技術者の確保
  • 飲料充填における、国内外でのグループシナジーの創出につながる成長機会の探索と海外における旺盛な需要に対する生産能力不足
  • エアゾール製品・一般充填品における、原材料価格上昇への対応、お客さまによる生産内製化、競合他社の設備増強による競争激化、生産設備の老朽化への対応
  • 物流事業における、人材の確保とドライバー不足への対応

中期経営計画2025において取り組む内容

1. 既存事業領域の持続的成長

エンジニアリング事業

  • 容器市場の需要動向やお得意先の求める性能に対応した機械設備の供給
  • スペアパーツの供給や設備のアップグレードなど、既存システムの継続的なサポート
  • 需要動向や原材料価格等の外部環境に影響されない収益体制の構築

充填事業

〈飲料充填〉

  • 国内・海外拠点の事業拡大(TOYO PACK KIYAMA(株)、東洋飲料(常熟)有限公司、Toyo Seikan (Thailand)Co., Ltd.における充填ラインの確実な立ち上げ)

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • 不採算製品の売価改定

物流事業

  • お客さまの事業活動を止めない物流
  • 全国の拠点を活かした高効率な輸配送
  • ITを活用し、労働負荷を低減した物流

2. 新たな成長領域の探索・事業化・収益化

エンジニアリング事業

  • グループ内連携をともなう総合的な提案によるグローバルな事業展開

充填事業

〈飲料充填〉

  • 国内外における事業拡大機会の探索

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • エアゾール製品の新用途提案(医療関連、食品・ペット市場、ドローン活用)

物流事業

  • 東洋メビウス(株)熊谷物流センターでの、製品納品後の復路便を活用したお得意先荷物の運送受注と、それにともなう環境負荷低減
東洋メビウス(株)熊谷物流センター

3. 成長を支える経営基盤の強化

エンジニアリング事業

  • グローバルかつ多様性のある従業員の育成および拠点・運営システムの整備

充填事業

〈飲料充填〉

  • 飲料製造技術の蓄積と技術者の計画的育成

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • 新技術開発 • 産学連携の取り組み(信州大学、マヒドン大学(タイ)、東京大学、城西大学、東海大学)

物流事業

  • 働き方改革の推進による、働きやすい環境整備

2023年度の戦略、主要施策

エンジニアリング事業

  • お得意先の需要・成長見込に合わせた、柔軟かつ安定した生産体制の整備
  • 収益率の改善のためのコスト削減や効率性改善の取り組み

充填事業

〈飲料充填〉

  • Toyo Seikan(Thailand)Co., Ltd.:飲料PETボトル充填ライン稼働予定(2024年2月)

〈エアゾール製品・一般充填品〉

  • 不採算製品の売価改定
  • シェアの低い大手顧客に対する販売活動

物流事業

  • 東洋メビウス(株)熊谷物流センターを主軸に、リードタイムの短縮化や効率化、省力化を推進