機能材料関連事業
東洋鋼鈑株式会社が鋼板関連事業を営む中で培った表面処理等の高度な技術を他素材に応用した磁気ディスク用アルミ基板や光学用機能フィルムのほか、TOMATEC株式会社が展開するほうろう製品向けの釉薬・顔料・ゲルコート・微量要素肥料など、さまざまな分野で活躍する高品質・高機能な材料を提供します。
機能材料関連事業のグループ会社
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東洋鋼鈑株式会社
ぶりき、薄板および各種表面処理鋼板ならびに各種機能材料等の製造・販売
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鋼鈑工業株式会社
帯鋼、結束機等機械器具、硬質合金等の製造販売および磁気ディスク用アルミ基板の製造
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TOMATEC株式会社
ガラスフリット製品、無機複合酸化物顔料、ゲルコート、微量要素肥料等の製造販売
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株式会社石川インキ※
合成樹脂の加工およびFRP資材販売
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多瑪得(上海)精細化工有限公司
無機顔料(複合酸化物顔料)の製造販売、フリット製品の販売
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多瑪得(厦門)精細化工有限公司
フリット製品の製造販売
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TOYO-MEMORY TECHNOLOGY SDN.BHD.
磁気ディスク用アルミ基板の製造販売
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PT. TOMATEC INDONESIA
フリットおよび顔料の製造販売
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TOMATEC America, Inc.
無機複合酸化物顔料、ガラスフリット製品の輸入販売
※非連結子会社
業績
売上高は577億85百万円(前期比11.4%増)となり、営業利益は68億31百万円(前期比12.0%増)となりました。
SWOT分析
競争優位性・強み
東洋鋼鈑
- 長年にわたり蓄積されてきた材料加工・圧延・表面処理など、専門性の高い技術および保有する技術を創意工夫で多用途・他事業へ応用展開してきた歴史
TOMATEC
- 国内外の製造拠点の連携によるアジアや欧米市場に向けた供給力と長年培ってきた生産技術・ブランド、安定した顧客基盤
課題
東洋鋼鈑
- 国内外の需要変動を踏まえた適切な対応、海外展開を含む事業領域の拡大および新分野の開拓
- 人材の確保および挑戦する人材を支援する組織文化醸成
TOMATEC
- 国内市場縮小・競争激化を踏まえた、成長市場(海外肥料市場、特殊機能材料市場、既存品新興国市場)における高利益率商品の増産対応と拡販
- 生産拠点の最適化、自動化および省力化の推進
- 原材料価格の変動等に影響されない収益体制の構築
成長・収益獲得に対するリスク
東洋鋼鈑
- 既存製品・技術における要求品質の高まり
- 資源の調達難・コスト増
- 景気動向の変化や競合他社の生産能力増強等による競争激化
- 不安定な国際情勢および金融市場の変動
TOMATEC
- 国内における住宅着工件数および作付面積の減少
- 各国環境規制による対策コストの増加
- 原材料・エネルギー価格の変動
- 海外競合他社の品質向上や低価格販売等による市場競争の激化
成長・収益獲得の機会
東洋鋼鈑
- AIの進化およびデジタル化の進展を背景とした、データセンター向けHDD 製品等の需要拡大にともなう磁気ディスク用アルミ基板の需要増加
- 液晶パネルの大型化にともなう光学用機能フィルムの需要拡大
- 円安にともなう海外向け製品の収益増
TOMATEC
- 世界的なインフラメンテナンス需要の増加
- 世界的な食料安全保障意識の高まりにともなう肥料需要の拡大
- 植物工場化・施設園芸化による養液肥料の需要増
- 中国市場における欧米競合企業の活動鈍化・撤退を踏まえた、中国拠点を活かした安定供給・価格優位性の確保
2025年度の進捗・振り返り
1. 「中期経営計画2025」の実績
①既存事業の持続的成長
東洋鋼鈑
- 磁気ディスク用アルミ基板における稼働率の増加
- 光学用機能フィルムにおける、既存顧客との関係強化および新規顧客からの受注による収益確保
TOMATEC
- 生産拠点の最適化による安定供給体制の強化
②新たな成長領域の探索・事業化・収益化
東洋鋼鈑
- 磁気ディスク用アルミ基板における次世代薄板基板の開発
- 光学用機能フィルムにおける高付加価値製品の拡販
TOMATEC
- 協業を通じた安定的な生産・販売体制の構築
③成長を支える経営基盤の強化
東洋鋼鈑
- 人的資本経営の推進
- 太陽光発電(オフサイトPPA)の導入等による気候変動問題への対応
- IT・デジタル技術を活用した生産性向上およびスマート工場化の推進
TOMATEC
- 生産拠点の最適化による安定供給体制の強化、収益性の向上
2. 「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の進捗
東洋鋼鈑
- 磁気ディスク用アルミ基板における市況回復にともなう稼働率の向上
- 光学用機能フィルムにおける広幅製品の需要増加への対応強化
TOMATEC
- 製造プロセスの見直し・最適化による品質・技術力の向上とニーズへの柔軟な対応
- 次世代製品の開発、新規市場への展開
- 人材育成・組織再編・働き方改革を通じた人的資本の強化
中期経営計画2030における戦略の概要
東洋鋼鈑
- 長期的に成長が予想されるデータ産業における、磁気ディスク用アルミ基板の供給能力・品質・コスト面でのプレゼンス向上、全方位戦略の推進により需要変動リスクを低減
- 液晶パネルの大型化により中国を中心に拡大が予想されるアクリルフィルム市場において、光学用機能フィルムの品質・コスト面で競争優位性を確保、広幅製品の需要増加への対応
TOMATEC
- 製造プロセスの見直し・最適化による品質・技術力の向上とお客さまのニーズに応じた柔軟な対応
- 次世代製品の開発、新規市場への展開
- 人材育成・組織再編・働き方改革を通じた人的資本の強化
2026年度の戦略・主要施策
①成長事業領域における事業伸長
東洋鋼鈑
- 磁気ディスク用アルミ基板における次世代薄板基板の開発
- 光学用機能フィルムにおける高付加価値製品の拡販
TOMATEC
- 協業や出資を通じた事業領域の拡大
- 電子材料分野に向けたガラスフリットの開発・事業展開、家庭用蓄電システムなどに使用される二次電池用素材の次世代製品の開発
- 海外市場での、ガラスフリットをはじめとする高収益製品の生産能力の強化と拡販
②成熟事業領域における効率化・持続的投資
東洋鋼鈑
- 磁気ディスク用アルミ基板における稼働率の増加
- 光学用機能フィルムにおける、既存顧客との関係強化および新規顧客からの受注による収益確保
TOMATEC
- 協業や出資を通じた事業領域の拡大
③経営基盤の強化
東洋鋼鈑
- 人的資本経営の推進
- 太陽光発電(オフサイトPPA)の導入等による気候変動問題への対応
- ITインフラ環境の改善による全社業務基盤の高度化
TOMATEC
- 人材育成・組織再編・働き方改革を通じた人的資本の強化
- 経営判断の迅速化・高度化に向けたDXの推進