包装容器事業

包装容器のリーディングカンパニー

飲料用空缶・食品用空缶などの金属製品やボトルやパウチなどのプラスチック製品をはじめ、キャップ・紙製容器・ガラスびんなど、日常生活を支える各種包装容器の製造販売事業を展開しています。
豊富なバリエーションを持つ容器をグループ横断的にご提供することが可能なため、お得意先や社会のニーズに柔軟に対応することができます。

包装容器事業のグループ会社

紙製品
ガラス製品

金属製品:飲料用空缶

コーヒー・炭酸飲料などの清涼飲料用空缶やビール・チューハイなどのアルコール飲料用空缶の製造販売を行っております。

※ 持分法適用関連会社

金属製品:食品・生活用品用空缶

水産食品・果実食品向けなどの食品用空缶や殺虫剤・入浴剤向けなどの生活用品用空缶の製造販売を行っております。

金属製品:メタルキャップ

清涼飲料・アルコール飲料向けのマキシキャップや王冠、食品向けのスクリューキャップなどの製造販売を行っております。

※持分法適用関連会社

金属製品:その他金属製品

18リットル缶などの製造販売を行っております。

プラスチック製品:飲料用ペットボトル

炭酸飲料・お茶類などの清涼飲料用ペットボトル、清酒・焼酎などのアルコール飲料用ペットボトルの製造販売を行っております。

  • 東洋製罐株式会社

    各種空缶・容器・充填設備の製造販売

  • 琉球製罐株式会社

    ペットボトルの製造販売および各種空缶の販売

  • Toyo Seikan (Thailand) Co., Ltd.

    プラスチック製品の製造販売、飲料用ペットボトルの製造販売および受託充填事業、技術支援センター、グループ会社へのアドミニ業務

  • 東罐(常熟)高科技容器有限公司

    樹脂製品の製造販売

プラスチック製品:プラスチックボトル

マヨネーズやドレッシングなどの食品向けや洗濯用洗剤・シャンプーなどの生活用品向けプラスチックボトルの製造販売を行っております。

プラスチック製品:プラスチックフィルム・パウチ・トレー

カレーなどの食品向けパウチや洗濯用洗剤の詰め替えパウチなどの製造販売を行っております。

プラスチック製品:プラスチックキャップ

飲料ペットボトル用のプラスチックキャップなどの製造販売を行っております。

※持分法適用関連会社

プラスチック製品:その他プラスチック製品

プラスチック製コップやBIB(バッグ・イン・ボックス)などの製造販売を行っております。

※ 持分法適用関連会社

紙製品

飲料コップや食品向けのカップなどの紙容器製品や各種段ボール製品の製造販売を行っております。

ガラス製品

清涼飲料・アルコール飲料向けのびん製品、飲食店や一般消費者向けの各種食器などの製造販売を行っております。

業績

売上高は6,024億47百万円(前期比2.4%増)となり、営業利益は270億5百万円(前期比86.7%増)となりました。

シェア・SWOT分析

シェア(出典:当社調べ)

  • 国内1

    シェア40%

  • PETボトル
    (プリフォーム含む)

    国内1

    シェア30%

  • 清涼飲料用PETボトル向け
    プラスチックキャップ

    国内1

    シェア60%

  • 飲料用および
    食品用紙カップ

    国内1

    シェア60%

  • ガラスびん

    国内2

    シェア30%

競争優位性

  • 高い製品開発力と品質
  • 安定した供給力に根差した経済性に優れる製品群
  • 長年にわたり培ってきた信頼と強固な顧客基盤

課題

  • 原材料・エネルギー価格や為替などの外部環境に影響されない収益体制の構築
  • 需要動向を踏まえた販売戦略・生産体制の最適化
  • 人材の確保、従業員エンゲージメントの向上と持続的な組織づくり

リスク

  • 原材料・エネルギー価格の高騰
  • 不安定な国際情勢、金融市場の変動
  • 市場競争の激化
  • 労働人口減少にともなう人材の採用難

機会

  • 環境負荷低減を目的としたアルミ製品や紙製品の需要の高まり
  • 機能性・利便性を高めた製品の開発による新たな需要の創出
  • 得意先の海外事業拡大にともなう、海外における販売機会の増加

持続的成長に向けた戦略

  • 成長領域への投資・開発を通じた生産体制と製品の最適化
  • 原材料・エネルギー価格や為替などの変動にともなう適正な売価転嫁、コスト管理による利益率の維持

金属製品

  • 適正利益水準確保のための売価是正
  • 需要拡大が見込まれる海外向けアルミボトル缶用キャップ等の拡販
  • 製造固定費・間接費の圧縮等を通じた収益性向上

プラスチック製品

  • 需要拡大が見込まれる口栓付きパウチ向け製品等の拡販
  • 一般プラスチックボトルにおける需要が見込まれる調味料向けPETボトル製品への生産能力増強投資、ヘルスケア用途の製品開発、海外市場への販路拡大
  • 製造固定費・間接費の圧縮等を通じた収益性向上

紙製品

  • 新製品開発や新たな市場の開拓
  • 生産効率向上、固定費の削減、保有する資産の整理・圧縮等を通じた収益性向上

ガラス製品

  • 付加価値の高い製品の継続した開発、拡販
  • 省エネ、省人化、生産効率化、働き方改革(DX活用等)によるコスト削減
  • 光レンズ事業の確立と温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた対応

持続的成長に向けた施策における2024年度の進捗・振り返り

  • 原材料・エネルギー価格等の高騰に対応した売価転嫁やコストダウンの実施
  • 成長領域への経営資源のシフト
  • 不採算事業領域・拠点における改善の推進
  • 環境配慮型製品の開発・上市の推進

1. 既存事業の持続的成長

  • 製造ラインの生産能力向上・省力化投資の実施
  • 環境負荷低減を背景とした紙容器製品のラインナップ拡充
  • 調味料向けPETボトル製品の生産能力増強
  • 付加価値の高い製品の開発、拡販(海外向け輸出用アルコールびん、半導体用容器等)

2. 新たな成長領域の探索・事業化・収益化

  • 社会・環境課題に対応した新たな紙容器の開発、上市
  • 一般プラスチックボトル製品におけるヘルスケア用途の製品開発および海外市場への販路拡大
  • 光レンズ事業の事業計画達成に向けた取り組み
  • 緩水溶性ガラスの用途探索と開発(ブルーカーボン活用等)
  • eコマース物流専用の包装システム・包装形態を用いた市場開拓の推進

3. 成長を支える経営基盤の強化

  • 働き方改革の推進、IoT・DXの活用や組織改革を通じた生産性向上と、成長分野への人材配置
  • 製品の環境負荷低減のための技術開発、資源循環に向けたステークホルダーとの共創の取り組み
  • 新市場開拓に向けた開発体制の再編、生産設備の導入

4. 資本収益性の向上に向けて

  • 不採算事業領域における受注継続の有無も含めた販売戦略の検討
  • 高付加価値製品の拡販と売価転嫁による収益改善
  • 歩留まり改善によるコストダウンの推進

2025年度の戦略・主要施策

  • 原材料・エネルギー価格高騰分に加え、人件費・物流費等の売価転嫁の推進
  • 不採算事業領域・拠点の再構築に向けた活動の継続
  • 成長領域への経営資源のシフト推進
  • 省人化によるコストダウン
  • 環境配慮型製品の開発・上市

金属製品

  • 適正利益水準確保のための売価是正
  • 不採算事業領域における、受注継続の有無も含めた販売戦略の検討推進
  • 需要拡大が見込まれる海外向けアルミボトル缶向けキャップ等の拡販

プラスチック製品

  • 需要拡大が見込まれる口栓付きパウチ向け製品の拡販
  • 一般プラスチックボトルにおける新製品開発の推進、海外市場への販路拡大
  • 製造固定費・間接費の圧縮等を通じた収益性向上

紙製品

  • 紙コップ高速成形機の開発による生産性向上等や徹底した投資回収の推進
  • 歩留まり改善、省人化設備の開発によるコストダウンの推進

ガラス製品

  • 高付加価値製品の開発、拡販(海外向け輸出用アルコールびん、半導体用容器等)
  • 生産工程の省人化・生産効率化に向けたロボット導入の推進
  • ガラス溶解窯の酸素水素燃焼技術の研究開発
  • 中国・欧米に向けた光レンズ事業の拡販の推進