原板をリサイクル材(電炉材)に代替することにより、温室効果ガス(GHG)排出量を削減した、家電や建装材に用いられる化粧鋼板● リサイクル材特有の課題を克服し、高品質での量産を実現● サプライチェーン全体のGHG排出量の削減に貢献
樹脂化粧鋼板にリサイクル材を適用するには、フィルムと鋼板の密着性や製品の耐食性など、樹脂化粧鋼板として必要な特性を満たす必要がありました。これらの課題を、独自の化成処理技術や電炉製原板の品質向上により解決し、環境性能と樹脂化粧鋼板に求められる高い品質を両立しました。
リサイクル材由来の溶融亜鉛めっき鋼板を採用することにより、自社のScope3排出量削減に加え、お客さまのScope3排出量削減にも貢献します。サプライチェーン全体でのGHG排出量削減につながる製品です。※原板の生産には、電炉方式と鉄鉱石を原料とする高炉(溶鉱炉)方式があります。電炉方式は高炉方式と比較して、原板を生産する過程でのGHG排出量を1/4~1/5程度に抑えられます。
高炉材から電炉材への切り替えは、GHG排出量の削減にとって非常に効果的であり、重要な取り組みだと考えます。今回の取り組みは大きな変化に向けた最初の一歩として意義があり、今後はシフトに伴うコスト増にも配慮しながら、社内での横展開もぜひ図っていってほしいと期待しています。