東洋製罐グループの
サステナビリティ経営

東洋製罐グループの経営思想

経営理念 常に新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現を希求して、
人類の幸福に貢献します。

品格を重んじ、あらゆる事に日々公明正大に努めます。
一人ひとりの力を最大限に発揮し、自己の成長と共に社会の繁栄に努めます。

世界中の人に必要とされる斬新で革新的な技術と商品を提供するグループを目指します。

東洋製罐グループサステナビリティ憲章

東洋製罐グループサステナビリティ憲章に基づき事業活動を進めることで、社会の持続的発展と自社の持続的成長の両立を目指します。

  • 経営思想の実践を通じて、持続可能な社会の実現を目指します
  • ステークホルダーとの対話、協働を通じて共創価値の向上に取り組みます
  • マテリアリティを特定し、行動指針と行動規準に基づいて課題解決に取り組みます
  • 本憲章の精神のもと、グループ一体となった事業活動を推進します

東洋製罐グループサステナビリティ憲章の全文はこちらをご覧ください。

ステークホルダーとの共創価値

東洋製罐グループの事業は、全てのステークホルダーの皆さまとの信頼関係で成り立っています。
国や地域におけるさまざまな社会的課題を察知し、当社グループの製品・サービスをご利用いただいているお客さま、お取引先、地域社会などと対話、協働し、事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。
また、従業員の多様性に応じた働きやすい職場環境を整備し、新たな価値創造につながる人材を育成することで、競争力の維持・向上につなげていきます。
あわせて、昨今のESG投資への関心の高まりを受け、株主・投資家との対話についても積極的に行っています。

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ステーク
ホルダー
ステークホルダーへの
価値提供
興味・関心 エンゲージメント例(2024年度)
お客さま お客さまの信頼に応える安全・安心な製品・システム・サービスを提供します。
  • 安全・安心な製品・サービスの提供
  • 長期的な信頼関係の構築
  • 営業活動
  • 展示会への出展、Collaboration Fair開催
  • イノベーションギャラリー(本社)
  • Webサイトでの情報開示
お取引先 常に高い倫理観を持って公平・公正・透明な事業活動を行います。
  • 公正な取引関係づくり
  • より良いパートナーシップに向けた円滑な情報共有
  • サプライチェーンの持続可能性
  • 調達活動
  • 東洋製罐グループサプライヤーCSRガイドラインに関する自己診断を実施(200社に依頼、178社から回答)
株主・投資家 企業価値の向上に努め、情報の適正な管理と開示を行います。
  • 株主・投資家視点の意見を経営に反映
  • 適時適正な情報開示
  • 当社事業や経営方針に関する理解・賛同の獲得
  • 株主総会(1回)
  • 決算説明会(2回)
  • IRツール(統合報告書など)
  • Webサイトでの情報開示
  • 機関投資家・アナリストとの個別ミーティング(112回)
従業員 安全かつ衛生的で元気あふれる職場をつくります。
  • 働きやすい職場環境の整備
  • 労働安全衛生の推進
  • 健康経営®・ダイバーシティにかかる取り組み「健康経営優良法人2025」にホールディングスを含むグループ会社18社が認定
  • グループポータルや社内報を活用した情報発信
  • 従業員満足度調査の実施
  • 人事評価制度、キャリア面談の実施
地域社会 地域社会との共生を目指して、地域での交流を大切にします。
  • 地域社会との共生
  • 企業市民としての責任遂行
  • 環境保全活動
  • 出前授業の実施(小学生~高校生を対象としたキャリア教育などの授業実績:86校6,185名)
  • 従業員によるボランティア活動
  • 次世代育成支援活動(育成支援金の寄付活動など)
  • 容器文化ミュージアム校外学習受け入れ(26校423名)
  • 被災地への復興支援
地球環境 地球環境の保全と質的改善に、積極的に取り組みます。
  • 地球環境への貢献に資する製品やサービスの提供
  • 事業活動における環境負荷低減
  • 定期的な環境負荷情報の開示(統合報告書、Webサイトなど)
  • Eco Action Plan 2030の実現に向けた事業活動を通じた地球環境への貢献
  • 缶やプラスチック容器の水平リサイクルに向けた取り組み
  • Open Up! Products & Servicesの開発と提供

※健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です

ステークホルダーとの共創価値の実践

※表は左右にスクロールできます

エンゲージメント結果と今後の価値創造戦略
お客さま

お客さまとの共同開発

TOMATEC(株)はパナソニックエナジー(株)と共同で、使用済みの同社製乾電池を微量要素肥料の原料として再利用するリサイクルプロセスを確立し、2024年度に肥料販売を開始しました。
今後もお客さまと連携し、資源の再利用などの取り組みを通じて、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現を推進していきます。
お取引先

CSRガイドライン自己診断の実施

当社グループとともに持続可能な社会の実現を目指すためのコミュニケーションツールとして、サプライヤーCSRガイドラインに関する自己診断を継続してお願いしています。また、一部のサプライヤーとの間で、自己診断に基づく現状の確認および今後の改善に向けた対話も行いました。
 今後も対象となる取引先を拡大し、コミュニケーションの強化を図ります。
自己診断の回答結果
株主・投資家

IR・SR面談活動

IR・SR面談では資本収益性、株主還元方針などについて多くのご意見をいただきました。貴重なご意見を経営戦略に反映し、より良い価値提供を実践していきます。
IR・SR活動実績
地域社会

自治体と連携した資源循環の推進

当社グループは、プラスチック製品の資源循環社会の実現に向けて自治体と協力した取り組みを進めています。
  • 神奈川県川崎市におけるサーキュラーエコノミー社会の実現を目指す枠組み「Kawasaki Circular Design Park」の「川崎臨海部における廃プラスチック循環実証」に参画。当社グループは、再生材を活用した環境配慮設計や製品への加工・評価を行います。
  • 茨城県鹿嶋市を含めた6者連携で、「プラリレープロジェクト」と称したプラスチック容器の循環を目指す実証実験プロジェクトを開始。当社グループは、再資源化されたプラスチック原料で容器を製造します。

グループサステナビリティ推進体制

東洋製罐グループはサステナビリティ経営をグループ横断的に行うことを目的として、「グループサステナビリティ委員会」を設置しています。
同委員会は、委員長である当社社長と、ビジネスおよびコーポレートを担当する当社グループの役員により構成され、年4回開催されます。さらに、ESGのテーマごとに推進分科会(環境活動推進分科会、人権・DE&I推進分科会、グループガバナンス推進分科会)を設置しています。
各分科会での議論を踏まえ、グループサステナビリティ委員会で協議された事項は、必要に応じて経営戦略会議、経営執行会議で報告され、事業戦略に反映されます。なお、グループサステナビリティ委員会の活動内容は委員会開催後遅滞なく取締役会に報告され、監督を受ける体制となっています。
2024年度には、主にマテリアリティ達成状況やグループにおける温室効果ガス削減目標達成に向けた今後の方針などについて議論・報告されました。

2024年度にサステナビリティ委員会で議論・報告された主なテーマ

  • マテリアリティ達成状況と今後の方針について
  • ダイバーシティ推進部会活動報告
  • 「東洋製罐グループ社会貢献活動方針」の策定
  • グループGHG削減目標達成に向けた方向性(GHG削減移行計画の策定・推進)
  • グループ内人権デューデリジェンス推進体制の構築
  • 人権救済メカニズムの整備
  • 資源循環指標および計画の設定に向けた方向性
  • サステナブルな製品・サービス「Open Up! Products & Services」の認定
  • 環境関連国内外動向(脱炭素、資源循環、自然関連)と当社の対応について

東洋製罐グループホールディングス

※図は左右にスクロールできます