当社における持続可能な未来のくらしを創るオープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の取り組みの1つとして、2020年にユカイ工学(本社:東京都新宿区、代表:青木俊介、以下「ユカイ工学」)と共同で開発した、熱いものを冷ましてくれる猫がモチーフの食卓コミュニケーション・トイ「猫舌フーフー」について、5年の歳月を経て改良が重ねられ、このたび商品名も新たに「猫舌ふーふー」(以下、「本製品」)としてユカイ工学で正式に製品化されました。2025年6月下旬より、ユカイ工学にて一般消費者向けの販売およびOEMを進めていく一方で、当社はカフェやレストランなど、熱い飲み物・食べ物を提供する飲食店に向けた販売や、飲料・食品メーカー向けのノベルティとしての販売など、既存の販路を活用したBtoBでの展開を進めていきます。
ユカイ工学と一緒に挑んだ課題は、猫舌の方のために熱いものを冷ますこと。これまでレンジ対応パウチなど、中身を温めやすくする技術は比較的得意としてきた包装容器ですが、「熱いものを冷ます」というアプローチは従来の容器開発にはなかった発想でした。そのため、2020年に本製品のコンセプトモデルとなる「猫舌フーフー」を開発したことは、東洋製罐グループとしても初めての挑戦となりましたが、数多くのロボットやプロダクトを企画・開発してきたユカイ工学と協働したことで、熱いものを冷ます機能性を備えながら、愛らしいデザインで誰でも使ってみたくなるようなモデルを作ることができました。その時に培った経験は今回の製品化に結びついています。
これまで、食料危機や高度成長、生活の豊かさなど、多くの方を支える課題解決を行ってきた東洋製罐グループですが、人々の課題が細分化される中で、こういった顕在化しにくいニーズに応えるプロダクト作りは、今後の事業成長にも重要であり、OPEN UP! PROJECTのコンセプトそのものであると考えています。
「猫舌ふーふー」は、食器のフチにつかまって、熱い食べものや飲みものを「ふーふー」してくれる小さなロボット。市販の食器のフチに引っかけて電源を入れると、小型のファンで風を起こし、熱いものを「ふーふー」と冷まします。常に定量の風を送って冷ますほかに、ランダムな風を送るモードにも切り替えが可能で、愛着のわくような可愛いらしい「ふーふー」をお楽しみいただけます。
お子様のために熱いものを冷ましてあげたいご家族など、世界中の“猫舌”の皆様の食卓に、「猫舌ふーふー」がほんの少しの心地よさをもたらします。
また、本製品の一般発売に先がけ、クラウドファンディングを実施中です。国内在住の方向けにはKibidango(きびだんご)とGREEN FUNDING、海外在住の方向けにはKickstarterという、国内外3つのプラットフォームにて実施しています。詳細については、下記よりご覧ください。
〇クラウドファンディング期間:
2025年4月15日(火)~5月29日(木)45日間
〇プラットフォーム: