噴射剤に窒素ガスを採用し、ドローン搭載可能なエアゾール缶Bag-On-Valve(BOV:パウチ内袋が一体となったバルブ)の採用により、噴射剤として環境負荷の小さい窒素ガスが使用でき、さらに専用吐出装置(SABOT)によりドローン等に搭載することができます。
東洋製罐株式会社が製造する着脱可能な遠隔型スプレー缶噴射装置のSABOT-3は、ドローンにマーキング剤や補修剤等が入ったスプレー缶を着脱することができ、遠隔操作で内容物を噴射することができるスプレー缶噴射装置です。SABOT-3を通じてドローンに「作業力」を与えることで、人の立ち入りが困難な場所での空撮や点検に留まらず、ドローンによる作業補助や応急処置といった新たなドローンの可能性を引き出しました。これにより、作業効率化の促進や少子高齢化による労働人口減少といった社会課題解決への貢献が期待されており、多くの企業や団体が実証実験・導入等を進めるなど、今後の展開が注目されています。