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従来の金属缶のシステムでは、製缶工場で缶を製造し、空のまま飲料メーカーなどの工場に輸送され、中身を充填され全国のお店に出荷されていました。飲料メーカーの充填場所で容器製造と充填が一貫して製造できれば、輸送にかかるコスト削減やトラックの排気ガスも削減できて環境負荷を削減できますが、既存の製缶システムではそれが難しい状況でした。
新しく開発したコンパクトラインは、「リサイクル率の高い金属容器」+「生産性・環境保全性に優れたaTULC」+「オペレーションの容易なPETボトル」の各々の利点を併せ持っています。「省スペース、短工期、低コスト」の生産システムを構築し、従来の大型ラインの半分程度の生産スピードで年間2~3億缶を製造可能です。
製缶から充填まで一貫した生産が可能になることで、缶の輸送が不要になります。このことにより、缶の軽量化にともなう流通強度特性の問題を見直すことができ、東洋製罐株式会社が開発する極限軽量缶への充填・販売が可能となります。
このシステムにより、小規模な飲料缶需要者にもより対応し易くなり、循環型社会への貢献と製造時や輸送時にかかる温室効果ガス排出量の削減にもつながることが期待できます。