ドライシャンプー

欧米では、水が硬水で泡立ちにくい、髪や頭皮へのダメージを抑える、水の節約などを理由に毎日シャンプーをしない人が多く、その代わりとしてドライシャンプーがよく利用されており、近年、パウダー配合のドライシャンプーが多数開発されています。
しかし、欧米処方のドライシャンプーは舞い散り、白残り（粉浮き）が多く、髪の艶まで取り除かれてしまうなどの問題点があることに加え、日本人は生活習慣的に洗い流さないことへの抵抗感や拒否感があり、日本では日用として定着していません。
これらの問題点を解消しながら、使用感を向上させた、海外の方だけでなく、洗い流さないことへの抵抗感を持つ日本人にも使いやすいエアゾール製品のドライシャンプーを開発しました。

ドライシャンプーに使用される吸油性粉末は、主に吸油性や防臭性に作用し、さらさら感を実現させるものです。
吸油量が過大だと髪がきしみ、過小だと防臭効果やさらさら感が得られなくなることから、ちょうど良い吸油量を実現する粉末を各種検証しました。最終的に、物性・コスト・納期面で適切であったトウモロコシデンプンを主な粉末として採用しています。

ドライシャンプーに必要とされる使用感（乾燥防止、髪の艶、さっぱり感）を与える最適な添加成分として、保湿剤（ポリオール）・エモリエント剤（脂肪酸エステル）を配合し、最適な配合割合を選定しています。

・シャンプーでの洗髪が難しい療養時、災害被災時
・朝のスタイリングなどの時短
・仕事終わり、スポーツの後やアウトドアで汗をかいてベタツキが気になる時
・移動時間が長くシャンプーができない旅行中　など