牛乳向けのPETボトルに対応した小型・軽量樹脂キャップ●小型化かつ軽量化により樹脂量を削減●ケース入り数が増えたことにより輸送効率が向上
キャップの形状などを見直したことで、従来品と同等の性能を保ちながら、使用する樹脂量を削減しました。キャップの外径と厚さを調整し、従来品2.20gに対し、本製品は1.35gと約39%の樹脂量の削減を実現しました。
閉栓力低減を目的にインナーリング付け根に溝を配置し、開栓性と打栓性を考慮してナロースコア※、ワイドスコア※を配置しています。※スコア:薄肉部
キャップを小型化したことにより、カートン1ケースの入り数が、従来品は3,000個であったのに対し、本製品は7,000個と、2.3倍増加させることができました。
製品の環境負荷低減のためには、そのものをなくすことが難しければ、小型化・軽量化などが次善の策となります。本製品は、軽量化によって樹脂量を削減し環境負荷低減に寄与しつつ、積載効率も高めたという点が評価できます。また、キャップにとって重要な開栓性や密封性の低下を予想し、調整を加えることで、逆に開栓力を低減しているのは優れた取り組みです。