開栓時にキャップ本体とリングのつなぎ目が破断して、開栓されたことがわかる缶用の金属キャップ●開栓時につなぎ目を破断しやすくすることで、従来より楽に開栓可能
リシール缶用のキャップを開栓する際には、キャップを回し始めるときとブリッジ(キャップ本体とリングのつなぎ目)を破断するときの2段階で力がかかります。従来品は、キャップを回し始めるときの力(1stトルク)よりも、ブリッジを破断するときにかかる力(2ndトルク)の方が強い構造になっているため、ブリッジが完全に破断される前に開栓をやめてしまう課題がありました。その状態で横倒しで保管、もしくは持ち運ぶと、液漏れが発生する恐れがあります。
ブリッジ幅を狭くすることで、従来品よりも弱い力でブリッジを破断できるようになりました。一方で、幅を狭くしたことで発生する充填後の巻締めによるブリッジ切れ問題を解消するため、ブリッジ部を湾曲させブリッジ切れの耐性を向上させました。
従来品は平面のため、巻締め時に生じる軸方向の圧縮と引張りでブリッジに負荷が生じます。本製品はブリッジを湾曲させることで、軸方向の圧縮、引張りに対して柔軟性を持たせ巻締め時の負荷を防止します。