食品用紙カップの分別回収・再資源化が容易な環境対応容器●使用後に汚れごと内面フィルムを剥がし、分別しやすい設計●食品用紙カップの水平リサイクルが可能
紙カップ口部に設けた分離用フィルムタブにより、付着汚れごと内面フィルムを剥がしやすく、ユーザー自身が分別に参加しやすい点が特長です。従来の紙コップや食品用紙カップは、内面を保護するためにポリエチレンの薄い膜を原紙に貼り合わせてから成型しますが、本製品は原紙をカップ状に成型した後に内面にポリエチレンのフィルムを圧着するため、汁物や油物などの内容物が原紙に浸透しにくく、さまざまな食品に対応可能です。さらに、貼り合わせの条件を調整することで、食べ終わった後にフィルムをはがすことが可能です。
従来の食品用紙カップは、食品の付着汚れにより再資源化が難しく、焼却などによる処理が中心でした。本製品は、付着汚れごと内面フィルムを剥がすことで、リサイクルに適した品質の紙カップを古紙として資源回収できます。これにより、紙カップから紙カップへの水平リサイクルにもつながります。洗浄設備を使わずに資源回収しやすく、イベント会場などでも新しい分別行動を促す容器として活用されています。また、フードコートや食堂などでの利用も期待されます。
ユーザーが自らフィルムを剥がして分別するというアクションを通じて、環境負荷低減を体感してもらえる点は、環境教育的な見地からも評価できます。クライアント企業との連携も行っていますが、ユーザーへの働きかけが重要なポイントになるため、そこで得られた知見や経験を蓄積し、今後の製品開発などへ横展開していくことを期待します。