電子デバイス向けの次世代の高機能バリアフィルム● 世界最高水準の水分バリア性能を実現● 高い耐久性とピンホール欠陥が起こりにくい構造で長期使用に対応● ロールtoロール技術による高い生産性● 次世代電子デバイス分野の展開に寄与
水分透過率(WVTR)※1が低く、ガラス並みの水分バリア性能を実現しています。フッ素フリー※2で、既存の多くの薄型太陽光モジュール用外面シートなどで用いられてきたPFAS※3系材料に代わる選択肢として、環境配慮と高性能を両立したフィルムです。※1 水分透過率(WVTR: Water Vapor Transmission Rate)とはフィルムなどの材料を、一定の時間でどの程度の水蒸気を通すかを示す指標※2 フッ素を含む化学物質を使わないこと※3 フッ素を含む有機化合物の総称。PFASは環境や健康への影響が懸念され、各国で規制が進んでいます。
過酷な環境を想定したさまざまな試験において高い耐久性を示しており、長期間にわたって水分の侵入を防ぐことが期待されます。また、フィルム素材に起こりやすいピンホール欠陥が発生しにくい構造を採用していることも特長です。高い水分バリア性能を安定して維持しやすく、耐久性が求められる用途への適用を後押しします。※4 フィルムなどの材料に生じる、ごく小さな穴や欠陥。ピンホールによって水分やガスが入り込みやすくなります。
MiraNeo®超水分バリアフィルムは、ロールtoロール技術を活用することで高速生産が可能であり、高い生産性を備えています。広幅ロールフィルムを基材として、用途に応じた材料をウエットコーティングやドライラミネーションで積層し、一連の工程を連続的に行えることが強みです。高性能と量産性の両立により、幅広い用途展開を支えます。※5 ロール状のフィルムを連続的に送りながら加工する製造方法。大量生産や高速加工に適しています。
本製品は、太陽光発電モジュールや有機ELデジタルサイネージ、蓄電池、耐候性が求められる電子デバイス部品など、幅広い分野での活用が期待されています。すでにCIGS系太陽電池モジュールの表面・背面シートや、有機ELデジタルサイネージの表面シートで製品化事例があり、次世代デバイスの性能向上や普及に寄与する機能材料として展開を進めています。また、最大1,400mm幅まで製造できることに加え、求められる性能や色などに応じてカスタマイズが可能です。東洋製罐グループが培ってきた材料適合技術を活かし、用途ごとに求められる仕様に合わせた設計を行うことで、多様な電子デバイス分野への展開を可能にしています。
有機フッ素化合物(PFAS)の問題が特に海外で大きくなっている現在、フッ素フリーの開発は高く評価できます。今後広がっていくであろうフレキシブル太陽電池における、より環境負荷の少ないトップランナーとなっていくことを願っています。