地域との共生:社会貢献活動

東洋製罐グループ社会貢献活動方針

東洋製罐グループは、「常に新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現を希求して、人類の幸福に貢献する」ことを掲げた経営理念のもと、事業活動に加え、良き企業市民として社会や地域の課題解決に取り組みます。

1. 基本的な考え方

    • グループの特色を活かした活動に継続的かつ積極的に取り組み、社会の持続的発展に貢献します。
    • 事業地域を中心とする各国・地域の社会事情を理解し、その文化や慣習、宗教に十分配慮します。

2. 重点分野

    • 地域社会との共生
      事業拠点周辺をはじめとする地域社会との持続的な共生を目指します。
    • 次世代育成
      社会の発展を担う次世代の育成を支援します。
    • 環境保全
      グループ環境方針に従って環境保全活動に取り組みます。

3. 従業員の自発的活動の支援

東洋製罐グループで働くすべての人が、社会課題に着目し、常に学び工夫して、さまざまな人を巻き込みながら、社会貢献活動に参加できるように支援します。

4. あらゆるステークホルダーとの連携・協働

地域社会、NPO、NGO、行政などの多様なステークホルダーとの連携を大切にし、積極的なコミュニケーションや協働を行います。

5. 積極的な情報開示

活動の内容をウェブサイトなどで開示し、ステークホルダーとの信頼関係を深め、活動の持続的な改善に努めます。

推進体制

人権・DE&I分科会にてグループとしての活動の方向性や横断的活動実施の判断を行っています。

※図は左右にスクロールできます

地域社会との共生の取り組み

災害時の各自治体との協力

日本トーカンパッケージは、地震や洪水などの災害時に避難所での被災者の負担を軽減することを目的として、 以下の地方自治体との間で段ボール製品提供に関する協定を締結しています。
救援物資としては段ボール製簡易ベッド・間仕切りなどとなります。
有事の際には、これまでの経験を踏まえて最善を尽くし、地域社会の一員として貢献していきます。

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締結日 地域および協定名
2019年7月 栃木県さくら市
災害時における救援物資の供給等の支援協力に関する協定
2020年6月 埼玉県草加市
災害時における段ボール製簡易ベッド等の供給協力に関する協定
2020年7月 愛知県安城市
「災害時における施設等の使用に関する協定」および
「災害時における段ボール製品の供給等に関する協定」
2020年7月 宮城県大和町
災害時等における物資の供給に関する協定

東罐興業小牧工場では、2020年12月に太陽光発電システムを導入しました。太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムで、地域の防災・減災と低炭素化を同時に実現する自立・分散型エネルギー設備です。電力会社の送電系統が停止しても、蓄電池と太陽光発電を併用して電気の使用が可能です。小牧市と地域防災協定を締結し、大規模災害時には食堂を一時避難所として地域住民に提供します。

TOMATEC本社・大阪工場では地域町内会の防災活動に協力し、正門入り口付近の建物に、付近の河川が氾濫し浸水した場合の水位を示す看板を設置しました。浸水した場合は3メートルの高さになると言われているため、毎日目に触れる看板で防災意識を高めてもらうとともに、定期的に実施している地震・津波避難訓練によって有事の対応や避難経路について確認しています。

災害被災地への支援

東洋製罐グループは、甚大な自然災害が発生した際に、被災者の救済や被災地の復旧・復興に役立てていただくための支援活動を行っています。

主な義捐金などの拠出

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件名 寄付金額 寄付先
2024 令和6年能登半島地震への支援 グループ合計1,800万円
支援物資
  • 飲料用紙コップ
  • 紙製丼容器
  • 簡易トイレ
日本赤十字社
2023 トルコ・シリア地震への支援 グループ合計2,300万円 日本赤十字社
2022 ウクライナおよびその近隣諸国への支援 1,000万円 国際連合世界食糧計画WFP協会
2020 令和2年7月豪雨災害義捐金 1,000万円 日本赤十字社
2019 令和元年台風19号に対する支援 1,000万円 日本赤十字社
2018 平成30年7月豪雨(西日本豪雨) 1,000万円 日本赤十字社
2016 熊本地震 1,000 万円
容器の提供
  • 飲料用紙コップ 70万個
  • 紙どんぶりカップ 35万個
  • 緊急用トイレ袋 12,000個
日本赤十字社
避難者1,000名以上の市町村のうち、紙容器の支援を求めていた13市町村

「仙台うみの杜水族館」とスポンサーシップ契約を締結

東洋製罐グループホールディングスは、「仙台うみの杜水族館」におけるスポンサーシッププログラムにについて、仙台水族館開発株式会社と、スポンサーシップ契約を締結しました。本契約は、美しい海や海洋資源の保全、地域社会への貢献などを目的としており、2024年4月より開始した、循環型社会を目指したリサイクル推進活動「うみのもリサイクル」に協力しています。
「うみのもリサイクル」は、連結子会社である東罐興業が開発したカップ洗浄機「Re-CUP WASHER」を仙台うみの杜水族館のフードコートに設置し、使用済みの飲料カップをご自身で洗浄いただき、洗浄後の使用済みカップを分別回収する取り組みです。回収されたカップは、日本製紙株式会社協力のもと、リサイクルに回されます。 また、2024年9月28日、29日には小学生向けワークショップ「容器のエコを学ぼう&スノードーム工作」を実施しました。2日間で計107名の親子にご参加いただき、親子で協力しながら作品を作り上げていただきました。

小学生向け夏休みイベントを開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムでは2012年から毎年、小学生向けの夏休みイベントを開催しています。日常的に私たちが使っている身近な容器の魅力を知ってもらうことや、ごみになってしまう容器を通じてサステナビリティの大切さについて考えるきっかけを提供することを目的としています。
2024年8月7日(水)・8日(木)の2日間、10回目となる夏休みイベントを開催しました。両日合わせて314人の方にご来場いただき、子供たちの楽しい声が絶えない2日間となりました。

TABLE FOR TWOへの参加

東洋製罐グループは本社ビルの社員食堂において、2018年2月から、ヘルシーメニューを購入すると代金の20円が開発途上国の学校給食への支援となる取り組み「TABLE FOR TWO」に参加しています。2024年度の寄付金額は96,230円でした。従業員への情報発信として、社員食堂にパネル展示も行っています。
また、社員食堂には農園型障がい者雇用の社員によって育てられた新鮮な野菜が定期的に届きます。この野菜を用いて、健康・美容にもよく、途上国支援や障がい者支援も同時にかなう社会貢献活動を意識したメニューの提供も行っています。

2024年度の取り組み

フリースクールに通う子どもたちとの交流イベント

東洋製罐大阪工場は、不登校の子どもたちに寄り添い支援するNPO法人キリンこども応援団フリースクール「キリンのとびら」に通う子どもを対象に、2024年6月と7月の2回に分けて工場見学を開催しました。社会とのつながりを持つ機会が少ないことを踏まえ、支援の一環として企画したものです。見学後は、子どもたちと社員が一緒に昼食をとり、質問コーナーやゲームを通じて交流を深めました。

子どもたちの科学体験イベントにブース設置

東洋鋼鈑は、2024年10月20日に山口県のゆめタウン下松にて開催された科学体験ができるイベント「周南ゆめ物語~かがくスクウェア~」に、昨年に引き続き参加しました。基盤技術である表面処理が体験できる「めっきで銅の表面を金色に変える」ブースを設置し、222名の子どもたちが体験に訪れました。

2023年度の取り組み

献血活動

東洋製罐グループでは、地域貢献および社会貢献活動を目的として、日本赤十字社と連携し各事業所にて就業時間内に定期的に献血活動を実施しています。
献血の課題として、近年の少子高齢化の影響により輸血医療が増加する一方で、献血に協力する人が年々減少する傾向があげられており、今まで以上に若い世代の献血への協力が必要となっています。企業が団体献血を定期的に行うことで、若い世代の参加を含めた幅広い年代で献血に協力できます。
安定的な血液の確保に少しでもお役に立てるように、2020年度は新型コロナウイルスを含む感染症対策に十分留意した体制で実施しました。またタイにおいても、タイ赤十字社と連携して、各事業所にて定期的な集団献血を実施しています。今後も東洋製罐グループは、国内外で積極的に献血への協力をしていきます。

防災備蓄品の寄付活動

TOMATEC本社・大阪工場および小牧工場では、南海トラフ地震などの大規模災害に備えて防災備蓄品を常備しています。食料品・飲料品は十分余裕を持った消費期限で入れ替えを行うことにしており、定期的にフードバンクなどの団体への寄付を行っています。充実した消費サイクルとして各団体に喜ばれているとともに、食品ロスの低減にもつながっています。

次世代育成の取り組み

教育支援プログラム

東洋製罐グループでは教育支援プログラムとして、「小学生向け環境出前授業」「中高生向けキャリア教育出前授業」「容器文化ミュージアムでの校外学習の受け入れ」を行っています。出前授業ではアクティブラーニングを取り入れ、“容器”を題材に次世代を担う子どもたちが未来を考えるお手伝いをしています。また、通常プログラムの他、SDGsの取り組み紹介などの授業依頼にも対応しており、2024年度の出前授業は、グループで合計86校6,185名に実施しました。容器文化ミュージアムへの校外学習は、26校423名を受け入れました。

教育支援プログラム

子どもの体験格差の解消を目指す「特別招待会」を実施

東洋製罐グループホールディングスでは、「子どもの体験格差」との社会課題解決に向け、認定NPO法人フローレンスが立ち上げた「こども冒険バンク」を通じて、さまざまな事情により体験が不足しがちなご家庭向けに、体験プログラムを提供しています。2024年8月には、東洋製罐グループが運営する「容器文化ミュージアム」への特別招待会を開催し、ガイド付きでの館内の見学や、未来に向けた想いを書いた手紙を缶詰にする「タイムカプセル缶づくり」のワークショップを実施しました。

2024年度の取り組み

教員の民間企業研修に協力

東洋製罐グループホールディングスは、2024年7月24日と25日の2日間、昨年に引き続き、一般財団法人経済広報センター主催の「教員の民間企業研修」に協力しました。本研修には、練馬区教育委員会から派遣された小中学校の教員20名が、当社本社と東洋製罐埼玉工場で研修に参加されしました。本研修は、参加者に、民間企業でのさまざまな研修や体験を通じて、企業活動の考え方や実務内容、人材育成や環境問題への取り組み、果たすべき社会的責任などについて理解を深めていただくことを目的としています。また、子どもたちに伝えていただくだけでなく、今後の学校運営にも活かしていただくことを期待しています。
今後も積極的に教員研修や地域貢献活動に協力していく予定です。

デザインを担当する社員が都内高校で講義を実施

東洋製罐グループホールディングスでデザインを担当する社員が、2024年9月と10月に、都内の高校2校の2年生を対象に、「デザイナーのしごと」をテーマに講義を実施しました。講義では、当社グループのパッケージデザインを軸に、見た目だけでなく機能性や社会的視点を含む今日的なデザインの視点と考え方を紹介。講師自身が高校生の時期に感じていたことや、社会人としてのキャリアも交えながら、デザインに興味がある生徒や、文理選択を控えた生徒に、進路や将来のキャリア選択の参考になればと話をしました。

学生の問題発見能力養成を目的としたプロジェクトを実施

東洋製罐では、実践女子大学人間社会学部の学生を対象に、問題発見能力養成を目的とした「Can詰めProject」を2022年度より実施しています。本プロジェクトでは、缶を用いて、受験生に寄り添う商品の企画・提案を学生が行い、企画内容に基づいた缶を学生と東洋製罐が実際に製作し、受験生へ配布するまでを目標としています。2024年度は「女子大応援隊!」缶のアイディアが採用されました。缶の中にはおみくじや、学生からのメッセージカード、手作りのお守りが入っており、実際に製作された缶が2025年8月のオープンキャンパスにて学生スタッフから受験生へ200缶配布されました。

地元専門高校との連携

東洋鋼鈑は、「企業から学ぶ!専門高校カーボンニュートラルプロジェクト」の連携企業として、下松工業高校の3年生6名と脱炭素化に向けた取り組みを実施しました。講義や工場見学、再生可能エネルギー施設の見学を通じて学び、高校生の視点から東洋鋼鈑のカーボンニュートラル構想をご提案いただきました。

※ 企業から学ぶ!専門高校カーボンニュートラルプロジェクト:山口県が実施する事業の一つであり、カーボンニュートラルの実現に向けて先進的に取り組む企業と学校が連携し、学科の専門性に応じた研修や現場見学、現場実習等を実施する。

成果報告会では代表校に選任された下松工業高校が発表しました

次世代育成支援を目的とした寄付を実施

東洋鋼鈑は2009年から、下松市に対し次世代育成支援を目的とした寄付を行っています。2024年6月7日、下松市役所において16回目の贈呈式が行われ、荒瀬事業所長から國井市長へ目録を手渡しました。國井市長より「将来を担う子どもたちのためにありがたく使わせていただきます」とのお礼の言葉と感謝状をいただきました。
2024年12月には、本事業によりジャズコンサートがスターピアくだまつにて開催され、下松市内の小学校高学年約1,600名が招待されました。

高校生とキャップオープナーを共同開発

日本クロージャーは、大阪府立泉北高校 滝本ゼミと連携し、手が不自由な方や高齢者向けの蛇口型PETボトルオープナーを制作しました。学生が企画・デザインし、日本クロージャーは試作品を作成しました。社会医療法人 加納総合病院でリハビリを受けている患者様に試用いただきご意見を伺いました。学生とともに社会課題の解決に寄与する貴重な機会となりました。

「令和6年度環境学習リーダー養成講座」にて講義を実施

日本クロージャーは、2024年11月に神奈川県 環境科学センター環境活動推進課が主催する「令和6年度環境学習リーダー養成講座」でオンライン講義を行いました。神奈川県内在住・在勤・在学の高校生以上の方を対象にライブ配信され、講義では、日本クロージャーが国連開発計画(UNDP)と共同で実施した「SDGアカデミー」の取り組みについて紹介しました。

※ SDGアカデミー: インドネシアのごみ問題などの社会課題に対し、サーキュラーエコノミー実現に向けた活動をリードする人材育成を目的とした学習プログラム。インドネシアの政府関係者や企業・市民を対象に開催し、実践的な解決プログラムの実行や、日本の包装容器に関わる技術やノウハウについての共有セッションなど、さまざまな取り組みを行った。

2023年度の取り組み

留学生の工場見学を受け入れ

東洋製罐では、東洋食品工業短期大学の短期留学研修生13名の工場見学を受け入れしました。留学生の皆さんを歓迎するために、各国の国旗を持ってお出迎えし、工場の説明を英語で行うなど、留学生の皆さんがより楽しんで見学できるよう工夫しました。
今後も、海外から訪れた方に喜んでいただけるようなおもてなしを提供できるよう努めてまいります。

次世代育成支援活動

東洋鋼鈑は2009年から毎年、下松事業所のある下松市に対し、次世代育成支援を目的とした寄付を行っています。
2023年度は、東京音楽鑑賞協会による「岡田知之 パーカッションアンサンブル」がスターピアくだまつにて開催され、下松市内の小学校低学年約1,500名が招待され、楽しい時間を過ごしてもらうことができました。
今後も次世代を担う地域の子どもたちに文化・芸術に直接触れる機会を提供していきます。

東京品川区のキャリア教育に協賛

東罐興業は、品川区のキャリア教育の副教材として配布される「小学生のためのお仕事ノート」に協賛しました。この冊子は、文部科学省の推進するキャリア教育の一環として、株式会社中広が企画・発行しています。
東罐興業本社がある品川区の小学校の3年生と4年生を対象に、7,000部が発行されました。この冊子では、東罐興業の仕事内容や環境配慮製品、社員インタビューなどが写真やイラストとともに紹介されています。
この教材を通じて、児童の皆さんの将来の夢や目標の選択が広がり、さらに各校のキャリア教育が充実する一助となることを願っています。

環境保全の取り組み

2024年度の取り組み

環境月間のイベント『GOMI BATTLE』を開催

東洋製罐グループでは、6月の「環境月間」にあわせ、グループ全体で楽しみながら、環境に貢献できるイベントとして、『GOMI BATTLE 2024』を開催しました。
各事業会社グループ単位での対抗戦で、各グループ全従業員数のうち参加した人数の参加率で競い合うイベントです。イベントの参戦状況はグループ各社の美化活動を公開している、ごみ拾いアプリ「ピリカ」で公開しています。
今回は、東洋製罐グループ全体で1,546人の従業員が参加し、34%の参加率で見事優勝を勝ち取りました。GOMI BATTLE実施期間の拾ったごみの量は8,828L でした。
2025年度も地域や関係先と連携しながら、環境貢献に繋がる活動に取り組んでいきます。

事業会社の清掃活動

東洋鋼鈑

2024年7月に以下の清掃活動を実施しました。

  • 山口県下松市笠戸島の海岸清掃
    日立製作所と共同で、86名の従業員や家族が、ごみ袋を片手に、公園や砂浜に捨てられているプラスチックごみや空き缶、海岸に流れ着いた漂着物などを拾いました。
  • 山口県菅野ダムの一斉清掃に参加
    下松事業所で使用される工業用水の水源である菅野ダムの環境美化のため清流錦川一斉清掃大作戦に参加しました。
  • 「徳山・下松・光・新南陽港区クリーン作戦」に参加
    周南地域の海域を美しく保つ目的で実施されました。子会社の共同海運と共に、岸壁周辺や、船舶「鋼鈑丸」に乗って海上に漂うごみを回収しました。
日本クロージャー

2024年11月、神奈川県平塚市で小学生と約4,400本のチューリップ植栽と相模川の清掃を実施しました。

岡山県の森を間伐することで森づくり「保育のつどい」に参加

日本クロージャー岡山工場は、2024年12月、久米郡森林組合が主催する、森づくりの活動「保育のつどい」に参加しました。間伐を行うことで光が入り、樹木の成長を促進します。森林の役割、役目を知ることもでき、森林を更に身近に感じることができました。

2023年度の取り組み

環境月間のイベント『事業所対抗!ごみ拾い合戦2023』を開催

東洋製罐グループでは、6月の「環境月間」にあわせ、東洋製罐グループ全体で楽しみながら、環境に貢献できるイベントとして、『事業所対抗!ごみ拾い合戦2023』を開催しました。
期間中に事業所単位で従業員が集めたごみの量を集計し、競い合うイベントです。イベントの参戦状況はグループ各社の美化活動を公開している、ごみ拾いアプリ「ピリカ」で公開しています。
今回は、グループ全体で、参加事業所17拠点、参加者329名の参戦があり、メビウスパッケージング泉佐野工場が見事優勝を勝ち取りました。2023年度中に拾ったごみの量は10,498Lでした。
2024年度も地域や関係先と連携しながら、環境貢献に繋がる活動に取り組んでいきます。

主な社会貢献活動支出

  • 表は左右にスクロールできます
項目   単位 2021年度 2022年度 2023年度
地域社会との共生 災害被災地支援 百万円 0 30 15
地域社会の活動 百万円 3 3 4
次世代育成 国際交流・教育 百万円 1 1 3
芸術・文化・スポーツ 百万円 1 1 0
学術研究 百万円 23 13 35
教育 百万円 3 3 4
出前授業の実施回数 38 51 74
出前授業の参加人数 3,033 4,329 6,165
環境保全 環境保全 百万円 0 1 1
環境月間イベント参加人数 679 509 1,546
上記の内の金額合計 百万円 41 42 62
  • グループ7社(東洋製罐グループホールディングス、東洋製罐、東洋鋼鈑、東罐興業、日本クロージャー、メビウスパッケージング、東洋ガラス)の合計金額。支出額は税務上の寄付金を集計。ただし、「地域社会の活動」費用には容器文化ミュージアム関連費用も含む。従業員が個人的に行った寄付やボランティアなどの活動、および政治献金実績は含まない。

海外での取り組み

東洋製罐グループの事業は、地域の人々の暮らしと密接に関わっており、その地域の一員としての活動も重要なコミュニケーションの一つです。各事業所の特色を活かしながら、各国の社会情勢、文化や習慣などを理解・配慮した地域貢献活動を推進しています。東洋製罐グループの海外での社会貢献活動の一部をご紹介します。

大学生インターンシップ受け入れによる実務体験の取り組み

フィリピンのTAIYO PLASTIC CORPORATION OF THE PHILIPPINESでは、毎年、インターンシップを受け入れています。2024年度も近郊の大学(カビテ州立大学など)から、インターンシップとして大学4年生12名を受け入れました。彼らは2月から順次3カ月間、各部署に数名ずつ配属され、品質や販売データの入力作業などの業務を行いました。

海外拠点におけるCSR-DIW認証とハラール認証の取得

Crown Seal Public Co., Ltd.(タイ)は、2023年にタイ工業省により社会貢献の取り組みが評価され、CSR-DIW認証を取得しました。さらに、2024年には、PT. INDONESIA CAPS AND CLOSURES(インドネシア)において、イスラム法に準拠した商品・サービスの生産・提供を証明するハラール認証を取得しました。この認証はCrown Seal Public Co., Ltd.においても、インドネシア向け製品に対して取得しています。

タイ

Toyo Filling International Co., Ltd

  • 回収した使用済みPETボトルから生成されたリサイクル材料と、水草のウォーターヒヤシンス(ホテイアオイ)の繊維を合成して作られた生地でリサイクルバッグを制作
  • 学校への服、ズボン、靴、リサイクル衣類の寄贈
  • 児童福祉保護センターへの食品や衣類、日用品の寄贈
  • イースタン・シーボード工業団地に14,550本の木を植樹
  • 献血活動の実施
使用済みPETボトルから生成されたリサイクル材料と、水草のウォーターヒヤシンス(ホテイアオイ)の繊維を合成して作られたバック

アメリカ

Stolle Machinery Company, LLC

  • アースデーにおける敷地と周辺の清掃活動への参加
  • 貧しい家庭の子どもたちへの約1,000ドル相当のおもちゃの寄贈

ブラジル

Stolle Machinery do Brasil Industria e Comercio Equipamentos Ltda.

  • 子どもたちの生活を豊かにする団体へ、食事支援を目的に毎月360ドルを寄付。2023年12月には当団体より表彰されました。
  • 女性裁縫師の協同組合への使用済み制服の提供。バッグ、ランドセル、鉛筆入れ、財布などに再利用され、環境保護と女性の収入創出に貢献
  • ミルクキャンペーンやクリスマスキャンペーンでの子どもたちへのミルクやおもちゃの寄贈
  • 年末に複数の団体への食品などの寄贈

イギリス

Stolle Europe Ltd.

  • チャリティーイベントの実施

Stolle European Manufacturing Solutions Limited

  • チャリティーウォークへの参加
  • メンタルヘルス慈善団体を支援するチャリティーゴルフイベントの開催
  • がん支援の慈善団体を支援するMacmillan Coffee Morningへの参加